Googleマップのような地図アプリの作り方|格安で開発する方法

著者:大熊滉希
ノーコード特化のアプリ/システム開発事業を展開するEPICsの代表。
前職にて新規事業コンサルティングを行う企業で役員を歴任した後、
最小の経営資源で開発を行えるノーコードに可能性を感じEPICsを創業。

運営会社:EPICs株式会社
日本最大級の開発実績を誇るノーコード特化のアプリ/システム開発会社。
最安30万円・最短2週間から、BubbleやAdaloなど多様なツールの中からニーズに合わせた最適な開発を提案・実施している。Adalo公認エキスパートも在籍。

こんにちは!アプリ・システム受託開発を行っているEPICs株式会社代表の大熊です。

今回は地図アプリの作り方や注意点、費用などについて解説をしていきます。

本記事でわかること
  • 地図アプリの開発手法
  • 地図アプリの手法ごとの開発費用や開発期間
  • おすすめの地図サービス
  • 地図アプリの開発する際のポイントや注意点

それでは早速本題に入っていきましょう!

目次
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地図アプリの作り方2つ

地図アプリを作る方法には、主に「スクラッチ開発」「ノーコード開発」の2つがあります。

スクラッチ開発をノーコード開発は、それぞれ異なる特徴があるので2つの違いについても後述にてお伝えをします!

スクラッチで開発する|柔軟だが高額

スクラッチ開発の特徴は「高額」だが「柔軟性が高い」という点です。

サーバーを立てるところから実際の実装まで0から自由に構築ができるので、柔軟性は非常に高いです。

一方最近はエンジニア費が非常に高騰しているため、開発費用は高額になりがちです、、、

更に後ほどお伝えするノーコード開発に比べ、必要な人員や開発の工程も多くなります。その点も開発費用が高額になりやすい理由となっています。

また地図アプリを作る際は、Google Mapなどの地図サービスとAPI連携を行い開発を進めることが多いです。

ノーコードで開発する|安価に開発可能

もう一つの開発方法は、「ノーコード開発」です!

ノーコード開発は言葉の通りで、基本的にはコーディングを行わずに開発を行う手法のため開発工数を大幅に削減することができます。

そのため、「短期間」かつ「低予算」での開発が可能です!

また地図機能の実装方法自体は、スクラッチ開発同様Google Mapなどの地図サービスとAPI連携を行い開発をすることが出来るため地図機能部の差異も出にくいです。

アプリに利用できる地図|無料アリ

地図アプリを作る際に利用できる地図サービスには、有料のものから無料のものまで様々な選択肢があります。それぞれに特徴があるため、アプリの目的や予算に応じて適切なものを選ぶことが重要です!

それぞれの地図サービスの違いを、「機能性」「コスト」「特徴」の観点でお伝えをしようと思います!

サービス名機能性コスト特徴
Google Map豊富有料(無料枠あり)・全世界対応
・豊富な機能
・連携の行いやすさ
国土地理院限定的無料(利用条件あり)・標高などの詳細情報の閲覧
・国土交通省の管轄サービス
Open Street Map限定的無料(利用条件あり)・全世界(非対応地域あり)
・利用用途の制限あり
・オープンデータの地理情報を作るプロジェクト
Mapbox豊富有料(無料枠あり)・全世界対応
・様々なテンプレートあり
・SDK対応

Google Map|有料だが機能が豊富

参照:Google Map

地図アプリを開発する際に使用できる、サービスの1つ目はGoogle Mapです!おそらくGoogle Mapは誰しも一度は使ったことがあるのでは無いでしょうか?

最大の特徴は「機能の豊富さ」、そして「API連携の実装が行いやすい」点です。

弊社でもマップ機能を含んだアプリやシステムの開発は何度も経験がありますが、Google Mapを利用してマップ機能を実装することが非常に多いです。

またGoogle Mapは従量課金制の有料サービスになりますが、無料枠も設けられています!毎月$200分の無料枠が設けられており、地図の読み込みでいうと28,500回までは無料で行えます。(2024年8月7日時点)

そのため小規模のアプリであれば、ある程度無料枠でカバーできることもあるでしょう。

国土地理院|無料かつ専門的な機能

参照:国土地理院

国土地理院は、国土交通省の管轄期間にて運営がされていサービスです。

そのため信頼性はとても高いと言えるでしょう!特徴としては、非常に細かな測量データなどを管理しているため、標高などの情報も把握をすることが可能です。また原則、無料で利用をすることができます。

注意点としては、利用には申請が必要で、かつ国の運営しているサービスのため利用用途に制限などがあります。

そのため規約をしっかりと確認し、用途に問題がないことを確認の上、

利用が望ましいと思います!(国土地理院の利用規約

Open Street Map|無料で利用できるオープンデータ

参照:Open Street Map

Open Street Mapは、無料で利用ができるオープンデータです!国土地理院と同様で無料では利用できるのですが、ライセンスへの同意及び遵守をしたうえでの利用が必須となります!

また所感として、APIドキュメントなども少し読みにくいなかな、、、?という印象があるので、自身で開発をする際などは少し注意が必要になるでしょう!

Mapbox|有料の地図開発プラットフォーム

参照:Mapbox

Mapboxは、様々な地図機能を提供しているプラットフォームです!非常に豊富な地図機能を提供しています!

特徴としては、機能の豊富さもさることながらSDKも対応をしているため、より多くの地図機能を実装する際はAPIで一つ一つ対応をするよりも効率的に対応ができるでしょう!

こちらのサービスも従量課金制を用いているので、利用料に合わせてコストの管理が行えます!

結局どの地図がおすすめ?

幅広い使用用途で、柔軟な開発がしたいなら「Google Map」、「Mapbox」

やはり柔軟性があり、使用用途を広く持たせたいなら「Google Map」か「Mapbox」を選択するのがいいでしょう!

あとは料金と作りたい機能に、どちらがよりマッチをしているかで判断するといいと思います!

このあたりの判断は開発会社に相談をしてみても良さそうですね!

限定的かつ、マッチした利用用途なら「国土地理院」、「Open Street Map」

ピンポイントな利用用途であれば、無料で使える「国土地理院」や「Open Street Map」を検討してみるといいと思います!

若干利用までの手順やルールは煩雑なので、その点は注意しながら利用をしてみましょう!

地図アプリの開発費用と必要期間

ここからは開発手法ごとの地図アプリの開発費用と必要期間をお伝えしていきます!

開発手法開発費用開発期間
スクラッチ開発500〜1,000万円程度1年程度
ノーコード開発150〜300万円程度3〜6ヶ月程度

スクラッチでは500万円〜・1年程度

実装する機能の数や内容にもよりますが、スクラッチ開発での地図アプリの開発費用の相場は500〜1000万円前後と言われています!

また地図アプリは比較的難易度の高い要件が含まれやすい内容でもあるため、開発期間も1年程度は見ておくといいでしょう。

ノーコードでは150万円〜・6ヶ月

地図アプリをノーコードで開発する場合は、150~300万円程度で開発が行えます!

またコーディングの工程などを削減できるため、開発期間も短く6ヶ月を見ておけば十分開発が行えるでしょう!

ノーコード開発が低予算・短期間で行える理由をより詳しく知りたいという方は、こちらも参考にしてみてください!(【開発会社が解説】なぜノーコード開発は安いの?従来の開発との違いと費用を比較!

地図アプリを作るときの注意点

地図アプリを開発する際の概要について詳しく説明をしてきましたが、ここでは地図アプリを開発する際の具体的な注意点・ポイントをお伝えしていきます!

1. 地図ごとの利用規約を遵守する

注意点の1つ目は利用規約の遵守です!

利用できる地図サービスの部分で紹介をした、「国土地理院」や「Open Street Map」などは非常に顕著ですが、地図機能という特性上、利用規約が厳格なものも多いです!

そのため、利用用途が該当の地図サービスの規約的に問題が無いか?などは真っ先に確認をしておくといいでしょう!

2. 必要があればクレジット表記を行う

クレジット表記の漏れも注意が必要ですね!

下記はGoogle Mapのガイドラインの一文なのですが、クレジット表記についてのルールが有ることが明記されていますね!

Google マップ、Google Earth、ストリートビューのコンテンツを作品内で使用する場合は、以下のガイドラインに従って、Google および関連するサードパーティ データ プロバイダのクレジットを適切に表示してください。(引用元:Google Mapガイドライン

利用する地図サービスにより、クレジットの表記ルールも異なりますのでしっかりと確認をしておきましょう!

3.プライバシーに配慮する

地図機能を実装する際は、GPSにてユーザーの位置情報を取得することなどもあるでしょう。そのためプライバシーへの配慮はとても大切です!

ユーザー同士で不用意にお互いの位置情報が特定できてしまうことは無いか?などには最新の注意を払うとともに、利用にあたっての利用規約の作成なども慎重に行うといいでしょう。

4. 拡張性・コストで地図を選ぶ

最後は拡張性とコストの観点です!最初に公開をした機能のままずっと運用が行われるケースは少ないです!

運用をする中で、都度追加の開発を行うこともあると思います。その際に利用していた地図サービスでは作りたい機能が実装できない。となってしまっては大変です、、、

そのため、今後追加をしたい機能なども実装ができるか?は考慮をするといいでしょう!

それと同時にかかる費用もしっかりと検討をしておきましょう!

地図アプリの開発事例3選

最後に地図アプリの開発事例やおおよその相場感などをお伝えしたいと思います!

スクラッチ開発の場合の事例

皆さんが普段触れている、地図アプリの多くはスクラッチ開発によるものだと思います。そのためスクラッチ開発の事例に関しては、具体的なアプリではなくどのような機能を付帯した時にどれくらいの費用や期間になるか?とお伝えします!

また情報の客観性を担保するため、多くのスクラッチ開発の事例や情報を公開している「Pentagon」の情報を参照しながら、お伝えします!

地図アプリをスクラッチで開発する際の相場は500万円〜1000万円程度です。期間としては1年程度をみこんでおくといいでしょう!

またかなり豊富に機能を実装するとなると2000万円ほどまで膨らむこともあ理想です。

相場程度の価格で開発する際の想定機能は、下記です!

実装が想定される機能
  • 地図の表示
  • 経路案内
  • 位置情報の取得
  • 位置情報に関する検索(現在地から〜km以内など)
  • 通知機能

しかしながら、地図の機能のみで完結することは少なく、おそらく地図機能を含めたその他機能を開発をすることも多いでしょう。

その場合はもう少し見積額は上がるかもしれません。

ショップアプリ|地図機能の含んだ飲食店のオウンドアプリ ※弊社事例

次にノーコードでの地図アプリの開発事例をお伝えします!

ショップアプリは飲食店のオウンドアプリで、モバイルオーダーや飲食店ごとのスタンプを貯めることが出来るアプリなのですが、地図アプリとしての機能も含んでいます。

開発ツールとしてはAdaloを使用し、3ヶ月ほどで開発を行いました。

飲食店の住所部をタップするとGoogle Mapと連携し、現在地を取得した後飲食店の所在地までの経路や移動時間が表示されます!

地図機能を組み込みつつ、他の機能も豊富に実装をした事例となります!

ショプアプリの開発事例を詳しく知りたい方はこちら

Re:haru|地図機能も用いたマッチングアプリ ※弊社事例

Re:haru

最後に紹介するのは地図機能を含んだマッチングアプリ「Re:haru」です!

こちらもノーコードでの開発事例となります。使用ツールはBubbleでわずか1.5ヶ月で開発を行った事例となります!

地図機能の実装部としては、ログイン時にユーザーの位置情報を取得し現在地から〜km以内のユーザーを優先的に表示。また距離でのユーザー検索を行うことも出来るようになっています!

地図機能の実装にはGoogle Mapを利用しました!

Re:haruの開発事例を詳しく知りたい方はこちら

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