掲示板の作り方|格安で開発できる方法や費用、運営を成功させる方法
こんにちは!ノーコードゼミをご覧いただきありがとうございます!
今回は掲示板を開発する際の、開発手法やポイント費用などについて解説をしていきます!
- 掲示板に向いている開発言語/ツール
- 掲示板の開発のポイント
- 掲示板の開発費用 etc…
掲示板を作る方法
掲示板のみならず開発手法の大きな枠組みとしてスクラッチ開発とノーコード開発があります!
こちらではそれぞれの開発手法において掲示板の開発に向いている言語やツールをご紹介します!
PHPとMySQLで開発する|プログラミングの知識があれば
まず、プログラミングの知識がある方におすすめの方法として、PHPとMySQLを使用する開発方法があります。PHPとMySQLでの方法は柔軟性が高く、細かいカスタマイズが可能です!
また掲示板の機能を一から構築できるため、自社の独自の要件に応じた設計ができます。
ネックなポイントとしては、プログラミングスキルや開発における専門的な知識がより多く求められるため、非エンジニアの方には少しハードルが高いでしょう、、、
また外注する際もスクラッチの開発は、開発費用が高いため予算との相談が必要になりそうです。
PHPやMySQLについて詳しく知りたい!という方は下記のサイトなどを参考にしてみてください!
ノーコードで開発する|低費用で作成可能
もう一つの開発方法として、ノーコードで掲示板を作成する方法があります!
ノーコードとは言葉の通り、コーディングを行わずに開発が行える開発手法です。そのためプログラミングの知識がない方でも、しっかりと学習期間をもうければ掲示板を作成することができます!
掲示板を作成出来るおすすめのノーコードツールはこちらです!
もちろん開発ではあるので、専門知識や学習時間は必要ですがスクラッチでの開発に比べるとハードルが低いでしょう。
また外注をする際も、スクラッチでの開発に比べ1/3~1/10ほどのコストで開発が可能です!
ご自身で勉強をして掲示板を作りたい!という方は、下記にて学習をしてみてはいかがでしょうか?
手前味噌で恐縮ですが、弊社でも「ノーコードゼミ」というブログと「EPICs開発チャンネル」というyoutubeチャネルにてノーコード開発に関する情報を発信しているので、ぜひ参考にしていただければと思います!
掲示板の作り方8ステップ
掲示板を作成するための基本的な方法を理解したところで、実際に掲示板を作るための具体的なステップを紹介します!
効率的に掲示板を開発するためにしっかりとポイントを抑えましょう!
掲示板のテーマを決める
最初に行うべきは、掲示板のテーマやコンセプトを決めることです!
テーマを明確にすることで、掲示板の方向性や対象となるユーザー層が明確になります。またここで決めた内容が、デザインや必須な機能、独自性にも繋がるので非常に重要な工程です!
必要な機能を洗い出す
次に、掲示板に必要な機能をリストアップします。ここで必要な機能も事前に決めたテーマやコンセプトと一貫性があるように作り込んでいきましょう!
基本的な掲示板の機能としては下記のようなものがあります!
- ユーザー登録
- ログイン
- 投稿
- 検索
- いいね etc…
ユーザー側の投稿モチベーションを準備する
掲示板を成功させるためには、ユーザーが投稿したくなるようなモチベーションを用意することが重要です!
例えば、ユーザー同士が交流しやすいような仕組み、定期的なコンテストや、情報の質を高めるなどの設計や施策を準備しておくといいでしょう!
使用するツールを決める
次に掲示板を開発するツールを決めます!「スクラッチで開発するか?」、「ノーコードで開発するか?」。またそれぞれどの言語やツールを使うか?などを選定しましょう!
スクラッチの開発の場合は、前述のようにPHPとMySQLを使う方法がオススメです!
ノーコードツールを利用する場合は、「Bubble」、「Adalo」、「Glide」あたりを検討してみるといいでしょう!
ワイヤーフレームを作成する
ワイヤーフレームとは、ディテールまでは作りきらず大枠の画面の構成や要素などのページレイアウトを作成することをいいます!
ワイヤーフレームを作ることで、開発物を視覚化し齟齬のない形で開発の仕様を決めることができ、実際のデザインや開発がスムーズに進みます。
弊社ではワイヤーフレームを作り際は、Figmaなどを使用しています!
デザインを行う
ワイヤーフレームが完成したら、次にデザインを行います。色使いやフォント、画像などを決定し、ユーザーにとって使いやすく魅力的なデザインを作り上げましょう!
サイトを実装していく
デザインが決まったら、実際にサイトを実装していきます。事前に決めたデザインや機能の仕様設計に沿って開発をしていきましょう!
ルールを決めて公開する
最後に、掲示板の利用ルールを決めて公開します!
掲示板はルールの特性上、投稿のルールやマナー、禁止事項などを含めることが重要です。自由な発信や掲示板のテーマやコンセプトを伝えつつも、ユーザー間のトラブルなどを防ぐためにルールはしっかりと決めるといいでしょう!
掲示板運営を成功させるポイント7選
掲示板を作成した後は、運営を成功させるための工夫が必要です!
その中でもユーザーにとって魅力的で使いやすい掲示板を作るために、特に重要な7つのポイントをお伝えします。
UX/UIにこだわる
掲示板は使いやすさが、ユーザーの確保や継続的な利用に大きな影響を与えます!
そのためユーザーエクスペリエンス(UX)とユーザーインターフェース(UI)にこだわることが重要です。
とはいえなかなかデザイナーや開発会社ではない方だと適切なUI/UXがわからないことも多いと思うので、その際はプロに相談をしてみるのもいいでしょう!
投稿するモチベーションを用意する
掲示板は投稿数や投稿の頻度が大きな価値となります。投稿数を担保するためには、ユーザーが積極的に投稿するようにモチベーションを高めることが大切です!
例えば、定期的に人気の投稿を表彰したり、投稿者に対してポイントや特典を与えるなどのキャンペーンや仕組みを設計することでユーザーの参加意欲を高めることができます。
荒らし・スパムを排除する工夫を行う
掲示板の健全な運営には、荒らしやスパム投稿を排除する工夫が不可欠です!
よくある対策としては、下記のようなものがあります!
- 本人確認
- 管理者に投稿がNGなワードの登録
- ユーザー間での通報機能
モバイル対応する
toBに特化した掲示板など、特殊な用途の掲示板ではない限りパソコン、スマートフォン等、様々なデバイスでの利用が想定されると思います。
そのためレスポンシブデザインの作成やレスポンシブ対応も必須となると考えておくといいですね!
レスポンシブの対応がしっかりしていることで、かなり掲示板の利便性が高まると思います!
SEO対策を行う
よほどの予算がない限りは、やはりSEO対策によるサイト経由やSNS等によるユーザー獲得がメインにあるのではないかと思います!
そのためSEOの強いツールを選定することや、SEO対策も考えたうえで開発をしていく必要が有りそうですね!
継続的にユーザーを集める
掲示板の運営には、継続的に新しいユーザーを集める努力が必要です!
手法は様々ですが、主な内用としてはこのあたりになるでしょう。
- SEO対策
- SNSの運用
- 広告
- リファラル(ユーザーによる紹介)
いきなり全ても網羅することは難しいと思うので、掲示板のテーマやコンセプトなどと相性の良いチャネルから施策を検討してみましょう!
セキュリティ対策を行う
最後に、セキュリティ対策も忘れずに行いましょう!
掲示板はユーザーの個人情報も多く管理をしていると思うので、強固なパスワード管理やSSL暗号化などは必須で行いましょう!
その他にも下記のような対策は行えるといいですね!
- パスワードの制限(8文字以上、記号あり。など)
- SSL暗号化
- 2段階認証
- 定期的なパスワードの変更
また、定期的にセキュリティチェックを行い、脆弱性を早期に発見・修正することが大切です。
掲示板の作成・運用費用
ここまで掲示板の開発に伴うポイントを様々お伝えしてきましたが、「さて、どのように開発しようか?」と悩み中の方もいると思います。
そこで最後に開発手法別の開発費用/運用費用についてお伝えをします!
共通でかかる費用
最初に開発手法に関わらず共有でかかる費用をご紹介します!
項目 | おおよその料金 |
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ドメイン | 10,000〜20,000円程度/年 |
サーバー(ドメイン設定用) | 15,000〜25,000円程度/年 |
SSL証明書 | 1,000〜2,000円程度/年 |
Apple storeへの公開費用※公開する場合のみ | $99 /年(2024年7月時点) |
Google Playへの公開費用※公開する場合のみ | $25/初回登録時のみ(2024年7月時点) |
自分で作る場合|時間はかかるが低費用
次に自身で開発をする際の費用です!
この場合にかかる費用は自身の人件費と使用ツールの費用が主な費用になるでしょう!そのためかかる時間という観点からお伝えができればと思います!
PHPとMySQLで開発する場合は、一日あたりの学習時間にもよりますが、1〜2年程度の学習期間をもうければ簡単な掲示板の開発は行えるようになると思います。
そのため初期開発にかかる内容は、下記のようになります。
項目 | 費用 |
---|---|
開発費 | 自身の人件費×学習期間(1~2年程度) |
サーバー(データ管理用) | 30,000〜50,000円程度/月 |
また開発は最初に作って終わりではありません!そのため公開後の費用も考えておく必要があります!
項目 | 費用 |
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保守運用費 | 自身の人件費×作業時間 |
サーバー(データ管理用) | 50,000円程度/月 ※データ量により変動あり |
スクラッチ開発で外注する場合|高費用だが高柔軟性
スクラッチ開発かつ外注する場合は、非常に柔軟性の高い掲示板が作れます!また自身で手を動かす手間もないので、公開までの時間も自身での開発に比べ大幅に削減することができます。
その反面価格は非常に上がりやすいので、予算との相談が必要ですね、、、
項目 | 費用 |
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開発費用 | 500~1,000万円程度(参照) |
サーバー(データ管理用) | 30,000〜50,000円程度/月 |
また公開後は保守運用を依頼する必要があると思います!そのためラーニングコストも計算をしておきましょう!
項目 | 費用 |
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保守運用費 | 100,000〜500,000円程度/月 ※対応内容により変動あり |
サーバー(データ管理用) | 150,000円程度/月 ※データ量により変動あり |
ノーコード開発で外注する場合|安価・スピーディー
最後にノーコード開発を外注するパターンです!ノーコード開発かつ外注をすることのメリットは「低予算」かつ「スピーディー」な開発が出来る点です!
そのため、「まずは予算を抑えて開発をしたい」、「公開後も都度小さな改修を繰り返しながら運用したい」という方にはおすすめです!
またノーコードツールの多くは、開発時点では利用料がかからないものが多い点も特徴ですね!
項目 | 費用 |
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開発費用 | 50~200万円程度 |
ノーコードツールで開発した掲示板の公開後の維持費用の相場はこちらです!
項目 | 費用 |
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保守運用費 | 15,000〜50,000円程度/月 ※対応内容により変動あり |
サーバー(データ管理用) | 5,000〜10,000程度/月 |
以上開発手法ごとの開発費用になります!
ご自身の状況や作りたい掲示板の機能などに合わせて、マッチするものを選んで見るといいでしょう!