予約システムの作り方!費用や4つの開発方法、注意点を解説
こんにちは!アプリ・システム受託開発を行っているEPICs株式会社代表の大熊です。
今回は予約アプリシステムの作り方や注意点、費用などについて解説をしていきます!
- 予約アプリ/システムを作る様々な方法
- 予約アプリ/システムに必要な機能
- 予約アプリ/システムの費用や開発手法
- 予約アプリ/システムの注意点
- 予約アプリ/システムの事例
それでは早速内容に入っていきましょう!
予約アプリ/システムの作り方
まずは予約アプリ/システムの作り方には、どのような選択肢があるのか?をお伝えしようと思います!
システムを開発する|ノーコードがおすすめ
まずは外注をして予約アプリ/システムを開発する方法です!
開発手法には大きく「スクラッチ開発」と「ノーコード開発」の2つがあります!
簡単な違いとしてはスクラッチ開発は、サーバーを立てるところからコーディングまで完全に0から行うため、非常にオリジナリティの高い開発が行えますが、その分費用が高額です。
一方ノーコード開発は、コーディングの作業を省略できるため、非常に複雑かつ独自性の強い開発には不向きですが予算、期間ともに抑えた開発が行えます!
SaaS型予約システムを導入する
2つ目は、SaaS型予約システムを導入する方法です!
こちらもイメージがつきやすいですね!すでにパッケージ化され提供がされているサービスを導入する方法になります。
特徴は、パッケージ化されたサービスのため比較的初期費用は抑えて導入ができます。一方で注意点は、自社の独自性をもたせた機能の対応が難しい点と運営会社の事業撤退などがあった際は、利用の継続ができなくなる可能性がある点です。
サイトにプラグインを導入する
すでにサイトをお持ちの場合は、該当のサイトにプラグインを導入し、サイト内に予約フォームなどを作るという方法もあるでしょう!
イメージとしては、HPのお問い合わせフォームのような形で予約フォームを作るイメージです!
WordPressでサイトを作っている方はcontact form7などで簡単に予約フォームを作ることができます。
こちらの特徴は、ほとんど費用と工数をかけずに予約機能が作れることです。一方注意点は、機能を豊富に含めることができない点です。
予約の内容を受けるのみであれば、対応できますが予約の管理機能や電話での受付。その他独自のワークフローに合わせた予約システムを構築することは難しいでしょう、、、
なので取り急ぎ予約情報を入力できる画面がほしい!という場合などにはマッチすると思います!
インハウス・自分で開発する
最後に紹介する方法は、自身でプログラミング等を学び予約アプリ/システムを開発するという方法です!
学習期間や自身の工数は非常に大きいですが、可能であれば非常に有効な方法ですね!
予約システムに必要な機能
次に予約アプリ/システムを開発する際には抑えておきたい、主要な機能をご紹介します!
決済機能|幅広く対応できるほうが吉
せっかく予約アプリ/システムを開発するのであれば決済機能が含まれているいいですね!
予約時点で決済を行っていただくことで、直前のキャンセルの防止。また来店時の会計の時間の削減にも繋がるため、ただ予約をシステムで行うだけではなく広く業務を効率化することができます!
予約管理機能|柔軟&複数デバイスに対応したい
予約管理機能は必須ですね!予約管理機能では、「検索機能」や「予約データの編集/削除機能」なども実装しておくと非常に利便性が高くなります!
また下記のような情報がひと目で分かるようにしておくといいでしょう!
- 予約日時
- 来店日時
- 予約者名
- 事前決済の有無
- 予約者の連絡先
- 備考 など…
顧客管理機能|CSVなどの出力にも対応しているか
予約データのみならず、過去に予約をしてくれた顧客の管理機能もあると更に実用性が高くなります!
「再来店の促進」や「利用者層の分析」、分析を元に「販促施策の検討」などにも利用ができると思います。またデータを柔軟にカスタマイズをして利用ができるよう、csvで出力なども出来ると尚いいですね!
その他予約管理でも紹介をした「検索機能」や「データの編集/削除機能」はこちらでも実装するといいでしょう!
高度なセキュリティ
予約アプリ/システムは、特性上顧客の重要な個人情報を取り扱うことになります。
そのためセキュリティには十分に配慮を行いましょう。
使用するユーザーごとに権限の範囲を変更したり、ログイン時に2段階認証を設けるなど、対策を行うといいと思います!
予約システムの作成・導入費用は?
予約アプリ/システムを外注で作る費用を「スクラッチ開発」、「ノーコード開発」でそれぞれご紹介します!
開発手法 | 費用 | 特徴 |
---|---|---|
スクラッチ開発 | ◇機能少ない場合: 200〜500万円程度 ◇機能が多い場合: 1000万以上 | ・高額だが、自由度が非常に高い |
ノーコード開発 | ◇機能少ない場合: 50~150万円程度 ◇機能が多い場合: 150〜300万円 | ・短期間/低予算での開発可能 ・稀に機能の制限有り |
実装する機能の難易度や機能数にもよりますが、スクラッチ開発の場合は機能が限定的なもので200〜500万円ほど。機能が豊富なものだと1000万円以上が相場と言われています!
ノーコード開発は、機能がシンプルなものですと50万円程度から開発ができ、比較的機能が豊富なものです150万円程度〜で開発が可能です!
「予算が潤沢で、非常に複雑な独自性の強い開発をしたい方はスクラッチ開発」
「予算や期間を抑えて、予約アプリ/システムを開発したい方はノーコード開発」がマッチすると思います!
予約システムを使うメリット
予約アプリ/システムを検討する時に、「導入したとしてどんなメリットがあるんだろうか?」と整理がしきれていない方も多いと思います!
そのため、こちらでは予約アプリ/システムを導入することで期待ができるメリットをお伝えします!
人いらずで24時間予約に対応できる
まずは、予約のたびに「電話やメールを受付」→「予約の空き状況を確認」→「お客様に回答」→「空きがなければ別日で再度提案」などの人を介する業務を効率化することができます!
また人を介する必要がないということは、時間を気にしなくていいとういことですね!
24時間いつでも予約の受付ができるようになります!
顧客データを蓄積できる
予約アプリ/システムを使うことで、より確実に顧客データを集積することが可能です!
システムを使わずとも、人力でデータをまとめることもできなくはないですが大変ですよね(笑)
予約アプリ/システムを使えた、人為的なミスや工数を割くことなくデータの集積や管理が行えるようになります!
予約の管理を効率化できる
最後の大きなメリットは予約の管理を効率化出来ることです。
例えば、当日の予約を起点に予約日が近いものから表示をされるようにすることで必要な情報を見やすくしたり、顧客からの問い合わせ時に、必要な予約データをすぐに検索することなどもできます!
そうすることで、予約の管理ミスを減らし、また顧客からの問い合わせなどにも迅速に対応をすることが出来るようになります!
予約システムを導入するときの注意点
メリットの次は注意点も気にあるところだと思います!こちらでは、予約システムの選定の際に注意すべきポイントをお伝えします!
既存のシステムではニーズに応えきれないことがある
こちらはパッケージ化されたSaaSの予約アプリ/システムを導入する際の注意点です!
一口に予約と言っても企業によってワークフローや必要としている機能は異なると思います。
そのためパッケージ化されたものを利用する際は、「自社の業務フローにマッチしてるか?」「必要機能は足りているか?」をしっかりと確認しましょう!
メールでの問い合わせが多い場合は、メールとシステムの連携ができるか?またデータをCSVでダウンロード出来るか?など細かな点まで確認するといいでしょう!
集客は別でしなければならない
予約は、集客があってこそ有効になるものです!そのため集客の仕組みは別で検討をしておくといいでしょう!
集客〜予約まで一気通貫で使えるシステムを作りたい場合には、1から開発が必要なケースが多いため、開発会社への外注を検討してみるといいと思います!
複数の予約方法への対応が必要なことも|メール・電話など
予約方法は、お客様によって様々な方法が利用されると思います!
そのため、メールや電話などある程度頻繁に使われることが想定される予約方法については広く対応ができるシステムが好ましと思います!
例えばメールを連携し、予約の履歴が残せる。予約アプリ/システムから直接店舗に電話やメールをすることが出来るなど、ユースケースにあったものを検討しましょう!
【無料あり】予約システムのおすすめ5選
「独自性高い予約アプリ/システムが欲しい場合」や「買い切りで予約アプリ/システムを導入したい場合」には、外注して1から開発を行うことが好ましいですが、既存のパッケージ化されたサービスを検討している方もいると思います。
そういった方に向け、おすすめの予約システムを5つ紹介させていただきます!
Airリザーブ|無料から使用できる
1つ目に紹介するのはAirリザーブです。Airリザーブはリクルートの提供している予約システムで、無料プランから機能を試すことが出来る点が特徴です!
またリクルートが提供しているAirペイやAirレジなどとも連携が行いやすくなっているため、Airリザーブ以外のリクルート系サービスを検討している方にはマッチすると思います!
食べログノート|飲食店向け予約システム
食べログノートは、グルメアプリ「食べログ」を運営する株式会社カカクコムの提供する予約システムです!
名前の通り、食べログから派生をしたサービスで、主に飲食店向けの予約機能が拡充されています!
食べログへの掲載を考えている店舗などは、検討してみると良さそうですね!
STORES 予約|予約業務の一部を自動化できる
STORES 予約も非常に著名な予約システムの1つですね!STORES 予約は、非常に機能が豊富で、多数のプランがある点が特徴です!
料金のみであれば、よりリーズナブルなサービスはありますが、ネットからの予約が多くある程度豊富に機能がほしい!という場合には検討してみるといいでしょう!
SELECTTYPE|予約フォーム付きサイトが作れる
SELECTTYPEは、豊富なテンプレートを用いて予約フォームを作成することができ、作成した予約フォームを既存のWebサイトに反映させることが出来るサービスです!
すでに集客力のあるWebサイトなどがあり、そちらに予約機能を組み込みたい際などはとても有効に活用ができると思います!
formrun|顧客管理機能が充実している
formrunは非常に直感的に予約フォームが作成出来る点が特徴のサービスです!
ドラッグ&ドロップで顧客情報を更新したり、フォームを作成したりと直感的な操作が行いやすいUIが実装されています!また顧客管理機能も豊富なので、操作性を優先したい方にはマッチしそうですね!
柔軟性を求めるなら予約システム開発がおすすめ
ここまで予約アプリ/システムの開発や導入に関して詳しく解説をしてきましたが、下記のような希望のある方は、独自の予約アプリ/システムの開発がおすすめです!
- より利便性を求めたい
- 月額固定費をかけたくない
- 長期的に予約システムを使っていきたい
1から予約システムを開発することで、自社に完全にマッチした機能を実装することが出来るため利便性の向上が期待できます!
加えて、ノーコード開発であれば機能がシンプルなものは50万円〜からの開発が可能ため長期的な利用を検討している場合は、コストを大幅に削減することも可能です!
またサービスの停止などのリスクも無いため、より安全に顧客データを保有することができます!
このような点も踏まえ予約アプリ/システムをどのように導入をしていくか?を検討してみるといいでしょう!