予約アプリの開発費用相場!安価に開発するコツや会社選びのポイント
こんにちは!
EPICs株式会社です。
現在、飲食のアプリやサロンアプリ、旅行アプリなど様々な業態や業種で使用されている予約アプリ。
予約アプリの導入は、ビジネスの効率化やサービス向上に大きく貢献するため、開発を検討されている方も多くいらっしゃいます。
しかし、開発を検討する際に最も気になるのが「開発にかかる費用」ではないでしょうか。
予約アプリの開発費用は、採用する開発方法や必要な機能によって大きく変わってきます。
本記事では、予約アプリの開発費用相場を詳しく解説し、コストを抑えながら質の高いアプリを開発するためのポイントや、信頼できる開発会社の選び方までご紹介します。
これから予約アプリの開発を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!
【結論】予約アプリを格安で開発するならノーコード
予約アプリを最も安く開発できる開発手法は、「ノーコード開発」です!
従来のプログラミングによるフルスクラッチ開発は、多機能で高度なアプリを開発することが可能ですが、その分開発にかかる費用が非常にかかります。
そのスクラッチ開発に比べると、ノーコード開発は開発費用を大きく抑えることができます。
また、開発期間もスクラッチ開発に比べ大幅に削減することが可能なため、その分人件費を抑えることができ、より格安に予約アプリを開発することが可能です。
予約アプリは、ノーコードツールでも必要な基本機能を実装することが可能なため、十分に開発が可能です。
予約アプリを格安で開発したい場合は、ノーコードがおすすめです!
予約アプリの開発費用相場・料金
予約アプリの開発費用は、どのような機能を実装するかによって大きく変わってきます。ここでは、機能の複雑さ別に費用相場を詳しく解説します。
規模 | ノーコード開発 | スクラッチ開発 |
最低限の機能 | 50万円〜 | 200万円〜 |
通常のアプリ | 160万円〜 | 600万円〜 |
高度な機能・大規模 | 320万円〜 | 1,000万円〜 |
最低限の機能なら50万円〜
規模 | ノーコード開発 | スクラッチ開発 |
最低限の機能 | 50万円〜 | 200万円〜 |
最も基本的な予約機能のみを実装する場合、50万円程度から開発が可能です。
この価格帯で実現できるのは、主に以下のような機能です。
・シンプルな予約フォーム
・基本的な顧客情報管理
・管理者向けの予約確認画面
ただし、実装する予約方法によって費用は大きく変動することに注意が必要です。
特にカレンダー形式の予約機能を実装する場合などは、開発の複雑さが増すため費用が高くなります。
そのため、最低限の機能を兼ね備えたMVP開発などはこの価格帯で開発が可能です。
通常のアプリなら160万円〜
規模 | ノーコード開発 | スクラッチ開発 |
通常のアプリ | 160万円〜 | 600万円〜 |
一般的な予約アプリを開発する場合、160万円程度からの費用が目安となります。
この価格帯では、以下のような機能が実装可能です。
・カレンダー形式の予約機能
・予約の変更・キャンセル機能
・メールやプッシュ通知による予約リマインド
・簡易的な顧客データ分析
・管理者向けダッシュボード
また、この価格帯であれば、ユーザビリティを高めるためのデザインにもある程度の工数を割くことができるため、利便性のよいアプリを開発できます。
高度な機能・大規模なら320万円〜
規模 | ノーコード開発 | スクラッチ開発 |
高度な機能・大規模 | 320万円〜 | 1,000万円〜 |
より高度な機能や大規模なユーザー数に対応する予約アプリの場合は、320万円以上の費用が必要になります。
この価格帯で実現できる機能には、以下のようなものがあります。
・複数の予約タイプに対応(時間枠、席数、サービス種別など)
・決済機能(クレジットカード、電子マネー、ポイント等)
・他システムとのAPI連携(顧客管理システム、会計システムなど)
・高度な分析機能(予約傾向分析、顧客セグメント分析など)
・多言語対応
・スタッフのシフト管理との連携
・予約の自動最適化
大規模なユーザー数に対応するためには、サーバーインフラの強化やセキュリティ対策の強化も必要になります。
多くのユーザーに利用してもらうことを検討している場合や、ユーザーの利便性がより高い高機能な実装をする場合は、その分開発費用も高額になります。
予約アプリの運用保守にかかる費用
予約アプリは開発・公開したら終わりではなく、長期的な安定運用のために継続的な保守・メンテナンスが必要です。
運用保守費用は、アプリの規模や機能の複雑さ、開発方法によって異なります。
一般的な相場は以下の通りです。
・小規模な予約アプリ(基本機能のみ):月額 3〜8万円
・中規模な予約アプリ(一般的な機能搭載):月額 8〜15万円
・大規模・複雑な予約アプリ:月額 15〜30万円以上
また、開発方法によっても費用は変わります。
・ノーコード開発の場合:月額 1〜5万円(低コストで運用しやすい)
・フルスクラッチ開発の場合:月額 5〜20万円(高度な対応が必要)
運用保守には、主に下記のような内訳があります。
・技術的保守
・サーバー監視・管理ユーザーサポート
・軽微な改修・機能追加
開発したアプリを継続的に運用していくため、開発後も上記のような運用費用がかかることは、開発時にあらかじめ想定しておく必要があります。
予約アプリの開発・運用以外にかかる費用
予約アプリを導入する際は、開発費用や運用費用だけでなく、その他にもさまざまな費用が発生します。
これらの「隠れたコスト」を事前に把握しておくことで、予算計画の精度を高め、想定外の出費を防ぐことができます。
ここでは、下記の予約アプリの開発・運用以外にかかる主な費用について解説します。
・外部システムとの連携費用
・決済システムの利用料金
・サーバーなどインフラ費用
・ストア公開費用
外部システムとの連携費用
予約アプリを他のシステムやサービスと連携させる場合、追加の費用が発生することがあります。
多くの予約アプリでは、以下のような外部APIを利用します
・通知サービスAPI(SMS送信、プッシュ通知など)
・地図サービスAPI(Google Maps、MapBox等)
・カレンダー連携API(Google Calendar、Microsoft Calendar等)
・顧客管理システム連携API(CRM等)
・予約サイト連携API(じゃらん、食べログ等の外部予約サイト)
上記のような外部システムとの連携機能を開発する際には、追加の開発費用が発生します。
一般的な相場は以下の通りです。
・基本的なAPI連携:10〜30万円
・複雑なデータ連携:30〜100万円
・カスタムインテグレーション:100万円〜
また、これらのAPIの利用料金は、使用頻度や利用量によって異なります。
下記は一例です。
・SMS送信API:1通あたり5〜10円程度
・地図サービスAPI:月間利用回数に応じて0〜数万円
・外部予約サイト連携:予約数や売上に応じた手数料(5〜15%程度)
決済システムの利用料金
予約アプリに決済機能を実装する場合、決済代行サービスの利用料金がかかります。
主な利用料金には以下のようなものがあります。
・初期導入費:0〜10万円程度(サービスによって異なる)
・月額基本料:0〜1万円程度(サービスによって異なる)
また、決済時に発生する手数料もあります。
・クレジットカード決済:取引金額の3.0〜3.74%程度
・コンビニ決済:取引金額の3.0〜5.0%程度(または固定額)
・電子マネー決済:取引金額の3.0〜4.5%程度
・銀行振込決済:取引金額の3.0〜4.0%程度(または固定額)
また、即日入金のオプションやセキュリティ対策費などの費用がかかる場合もありますので、決済システムには利用料金以外の費用も発生することを事前に想定して予算計画を立てる必要があります。
サーバーなどインフラ費用
予約アプリを運用するためには、サーバーやデータベースなどのインフラが必要です。
インフラ費用には以下のような費用が発生します。
・サーバー費用:月額1000円~の共有サーバーや月額数千円〜数十万円のクラウドサービスなど
・データベース費用:大規模データベースでは、月額1万〜10万円程度
・その他のインフラ費用:年間1,000〜5,000円程度のドメイン費用や月額数千円〜1万円程度のバックアップサービスなど
ストア公開費用
モバイルアプリとして予約アプリを提供する場合、App StoreやGoogle Playなどのアプリストアへの公開費用が発生します。(価格は執筆時点の価格)
・App Store:年間99ドル
・Google Play:登録料25ドル
予約アプリで開発費用を安く抑えるコツ
予約アプリの開発は、適切な開発戦略を選ぶことで大幅にコストを削減できます。
ここでは、予約アプリの開発費用を安く抑えるための実践的なコツを紹介します。
ノーコードで開発する

開発費用を抑える大きな方法の一つに、ノーコード開発ツールを活用することがあげられます。
ノーコード開発には以下のようなメリットがあります。
・人件費の削減:プログラミング知識が不要のため、高額なエンジニア人件費を抑えることができます。
・開発期間の短縮:ノーコードツールは既製のコンポーネントを組み合わせるため、従来の開発と比べて期間を大幅に短縮できます。開発期間が1〜2ヶ月程度で済むケースも多く、時間的コストも削減できます。
・修正・更新が容易:リリース後の機能追加や修正も、専門知識がなくても比較的簡単に行えます。継続的な運用コストも抑えられる点がメリットです。
ノーコード開発を活用することで、スクラッチ開発にかかる人件費を大きく減らすことができ、また開発期間も大幅に抑えることができるため、コストを大きく削減できます。
また、ノーコード開発であれば、アプリリリース後の追加開発や修正も安く行うことができるため、開発後の費用も削減できます。
シンプルな予約機能にする
予約機能のデザインを見直すことで、開発コストを大幅に削減できることがあります。
例えば、カレンダー形式で予約機能を検討しているところを、予約フォームに実装を変更するなどすることで、開発にかかる手間を大きく減らすことができるため、その分の開発費用を抑えることができます。
このように予約機能を複雑な使用にせず、シンプルにすることで予約アプリを安く開発することが可能になります。
Webアプリとして実装する

Webアプリなら同じ言語で複数デバイス対応ができる。ただ通知などに制限あり?PWA化すれば可能か。
予約アプリをネイティブアプリではなく、Webアプリとして開発することでコストを削減できます。
Webアプリであれば、同じ言語で複数のデバイスに対応できるため、開発の手間をなくしコストを削減できます。
ただ、あくまでWebアプリとして開発しているため、通知やカメラへのアクセスといった機能には制限がかかる点があります。
しかし一部機能であれば、開発したアプリを「PWA(Progressive Web App)化」することで実装が可能になります。
WebアプリをPWAすることで、一部のプッシュ通知やホーム画面へのインストールなどが可能となり、ネイティブアプリのように利用することが可能になるため、ストアへの登録料といったコストを削減できます。
予約に必要な機能に絞る
多くの場合、予約アプリの開発コストを押し上げる原因は「機能の過剰」です。
本当に必要な機能に絞ることで、大幅なコスト削減が可能になります。
以下は、機能を検討する際のポイントです。
・コア機能の特定:予約プロセスの完了に必須の機能だけを特定します。例えば「日時選択」「顧客情報入力」「予約確認」といった基本機能です。
・優先順位付け:機能に「必須」「あると便利」「将来的に検討」などの優先順位をつけます。初期リリースでは「必須」の機能のみに集中することで、開発コストを抑えられます。
・段階的な開発計画:すべての機能を一度に実装するのではなく、コア機能でまずリリースし、ユーザーフィードバックを得てから機能を追加する方針も有効です。
機能を20%削減することで、開発コストを30〜40%削減できるケースもあります。
必要最小限の機能で開始し、ビジネスの成長に合わせて段階的に機能を追加していくことで、開発の無駄を省けます。
予約アプリで必要性が高い機能
予約アプリの開発費用を抑えるには機能を絞ることが重要ですが、一方で削減すべきでない重要機能もあります。
ここでは、予約アプリを開発する際に必ず実装すべき機能を紹介します。
プッシュ通知・メール通知機能
通知機能は予約アプリにおいて非常に重要な要素です。
プッシュ通知やメール通知機能をを実装することで得られるメリットは以下の通りです。
・予約のリマインド効果
・顧客満足度の向上
・リピート利用の促進
この機能によって、予約忘れを防いだり、アプリの利便性向上につながり、ユーザーの利用数増加が期待できます。
LINEなどとの連携機能
LINEなどのメッセージアプリとの連携機能は、非常に重要なポイントとなります。
この機能のメリットは以下の通りです。
・高い到達率:LINEの開封率は一般的にメールよりも高く、90%以上とされています。重要な通知を確実に届けるチャネルとして優れています。
・顧客とのコミュニケーション強化:LINE上でのやり取りは、より親しみやすく気軽なコミュニケーションを可能にします。予約の詳細確認や質問対応などがスムーズに行えます。
・操作の簡便性:LINEという慣れた環境で予約の確認や変更ができるため、特にデジタルリテラシーが高くない層にも使いやすいという利点があります。
LINEなどのメッセージアプリは非常に開封率が高いため、重要な通知を確実にユーザーへ届けることができます。
また、コミュニケーションの図りやすいツールのため、顧客との関係構築にもつながります。
LINE公式アカウント連携やLINE Mini App連携を行うことで、LINEとの連携が可能です。
マルチデバイス対応
現代のユーザーは複数のデバイスを使い分けており、スマートフォン、タブレット、PCなど、状況に応じて最適なデバイスで予約操作を行いたいというニーズに応えるため、マルチデバイス対応は必須と言えます。
マルチデバイス対応のメリット
・ユーザーの利便性向上:外出先ではスマホで手軽に予約を確認し、詳細な情報入力が必要な場合はPCで操作するなど、状況に応じた使い分けが可能になります。
・幅広いユーザー層へのアプローチ:デジタルネイティブ世代はスマホ中心、シニア層はPCを好む傾向があるなど、年齢層や習慣によって異なるデバイス嗜好に対応できます。
・予約完了率の向上:デバイスに関係なく予約プロセスを完了できるため、途中離脱を減らすことができます。特に複雑な情報入力が必要な予約では、PCでの操作を可能にすることで完了率が向上します。
マルチデバイス対応にすることで、状況に応じた使い分けや年齢層、習慣によって異なる状況にも対応できます。
予約アプリの見積もりの妥当性を評価する方法
予約アプリの開発を外部に依頼する際、提示された見積もりが妥当かどうかを判断するのは容易ではありません。
適正な価格で質の高い開発を実現するためには、見積もりを適切に評価する目を持つことが重要です。
見積もりの妥当性を評価する方法としては、以下が挙げられます。
・相場をあらかじめ調べておく
・複数見積を取る
・項目の内訳を確認する
見積もりを取る際に事前に情報を得ておくことで、提示された見積もりを適切に見られますし、複数見積もりを取って比較することで、予約アプリの開発相場を測ることができます。
また見積もりが提示された際は、必ず項目ごとに確認しましょう。
項目ごとに適切な予算配分がされているのかを確認することで、後々の追加開発の際に生じるコストの増大を防げます。
予約アプリ開発会社の選び方
予約アプリの開発を成功させるには、信頼できる開発会社を選定することが重要です。
適切な開発会社を選ぶことで、コスト効率が高く、ニーズに合致した予約アプリを実現できます。
ここでは、予約アプリ開発会社を選ぶ際のポイントを解説します。
予約アプリの開発実績があるか

予約アプリ開発は、開発実績の有無によってでアプリの完成度に大きく影響します。
また、予約アプリの開発実績があることで、スムーズな開発を期待できます。
開発を依頼する際は、下記の点を確認することをおすすめします。
・業種ごとの開発実績を確認
・予約システムの機能の詳しさ
・運用実績の有無を確認
・開発アプリの品質をチェック
予約アプリには予約システム特有の機能もありますので、その機能を理解度や業態にあった予約機能の提案があるかなども相談時に合わせて確認することで、自社のニーズに近いアプリを開発できるかが計れます。
Webマーケティングの知識があるか

予約アプリは、予約率を上げることが非常に重要なポイントです。
そのためWebマーケティングの知識が重要となり、依頼する会社がWebマーケティングも行える会社であれば、開発から予約率向上のためのマーケティング施策まで依頼することができ、予約率向上へつながる戦略的なサポートを受けることができます。
Webマーケティングの知識については下記のような点を確認しましょう。
・予約導線の最適化
・A/Bテストの実施経験
・アクセス解析の活用
・SEO/MEO対策の知識があるか
・マーケティング戦略の提案力
また開発からWebマーケティングまで行える会社であれば、マーケティング施策を見据えた開発を行えます。
さらに開発とマーケティングを分けて依頼するよりも、一貫した開発会社であれば依頼先を一つに絞ることができるため、コストを抑える事にもつながります。
担当者とのやり取りがスムーズか

アプリ開発は、担当者との相性もプロジェクト成功に影響します。
初回の問い合わせや見積もり依頼の段階から、以下のようなポイントを観察しましょう。
・レスポンスの速さと質
・質問に対する回答の明確さ
・こちらの要望や懸念点を理解や積極的な提案
・プロジェクト管理方法や進捗報告の頻度・方法
担当者とのコミュニケーションがうまくいかないとイメージと違うアプリが出来上がってしまうといったことが起こるため、こちらのイメージを正確にくみ取ってもらえる担当者なのか、必ず打ち合わせ時に確認しましょう。
予約アプリを格安で開発するならEPICs
EPICs株式会社は、創業よりBubbleやAdaloなどのノーコードに特化したアプリ・システムの受託開発事業を展開しているプロフェッショナル集団です。
日本最大級の開発実績を誇り、豊富な実績と確かな技術で、これまで多くの企業様にご依頼をいただき開発を行っています。
企画や設計、公開後の保守までトータルでサポートいたします。
予約アプリの開発実績も豊富にありますので、予約アプリの開発をご検討中の際は、お気軽にご相談ください。
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