参考になるMVP事例10選!種類や手法の選び方も解説

著者:大熊滉希
ノーコード特化のアプリ/システム開発事業を展開するEPICsの代表。
前職にて新規事業コンサルティングを行う企業で役員を歴任した後、
最小の経営資源で開発を行えるノーコードに可能性を感じEPICsを創業。

運営会社:EPICs株式会社
日本最大級の開発実績を誇るノーコード特化のアプリ/システム開発会社。
最安30万円・最短2週間から、BubbleやAdaloなど多様なツールの中からニーズに合わせた最適な開発を提案・実施している。Adalo公認エキスパートも在籍。

こんにちは!EPICs株式会社です。

今回はアプリやシステム開発時にも検討するであろう、MVPについての事例や注意点などをお伝えしていきます!

目次
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  • ノーコード開発会社の選び方
  • EPICsのノーコード受託開発の特徴
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MVPの種類6つ

MVPとは…

MVP(Minimum Viable Product)とは、顧客に与えたい価値を提供できる最小限のプロダクトやサービスのこと!

MVPは、最初から完璧な製品・サービスを作るのではなく、顧客に与えたい価値を提供できる最小限のプロダクトや開発を提供し、 いち早く顧客や市場からのフィードバックを得て、プロダクトやサービスの改善に反映をするために使用されます!

その中でもMVPは6つの種類に分類ができます!以下がその6分類です!

プロトタイプ

プロトタイプとは「試作モデル」とも言われ、機能やデザインの作り込みは求めず、必要最低限のデザインや機能性などのみを反映したプロダクトのことを指します!

最初から完璧な指示を出したりプロダクトを作ることは難しいため、いったん形としてわかるものを作りたい!という場合に用いられます。

スモークテスト

スモークテストは、ユーザーが製品・サービスに興味を示すかを検証するためMVPです。

プロダクトの実物は作らずサービスの紹介動画や広告などを作成し、それらを元に顧客の反応を集めるというMVP手法です!

カスタマーリサーチ

カスタマーリサーチは、スモークテストを更に簡易的にしたようなMVPになります!

こちらもプロダクトは作らず、ドキュメントなどで概要や機能などを整理し、それを元に顧客の声を集めるという方法です!

目に見えるものとしてのプロダクトがないため、顧客側はイメージが行いにくいというデメリットはありますが、ほとんどコストが掛からないMVP手法にはなります!

コンシェルジュ

コンシェルジュとは製品を開発する前に、人力で、製品やサービスに需要があるかを検証する方法です!

顧客に対して、直接サービスの説明を行いフィードバックをもらうなどの実行方法が多いです!

他の手法との違いは、直接顧客やサービス関係者との接点を持ちフィードバックをもらうということを重視をした手法になります!

オズの魔法使い

オズの魔法使いは、名前の通り、映画『オズの魔法使い』から名付けられたこのMVP手法です。

特徴は顧客が触れるフロントの部分は開発を行うが、裏側のシステムは予算を抑えるため人力で行うようなMVPとなります!

例としては、ECアプリをオズの魔法使いで検証する際、顧客が商品を閲覧したり注文する画面は開発するが、注文後のオペレーションは全て人力。という感じです!

ランディングページ(LP)

ランディングページは、サービス紹介ができるLP(ランディングページ)のみを作成し、こちらを元に顧客の反応やフィードバックを得るという方法です!

リスティングを打ち、プレ登録期間を設けどの程度登録があるか?で本格的にサービスをリリースするかを判断するなどの実施方法も多いです!

参考になるMVP事例10選

Instagram(プロトタイプ)

Instagram

Instagramは、当初「Burbn」という位置情報アプリをMVPとしてサービスをスタートしています。

その後、運用を続け顧客の反応を集める中で「写真の共有機能が最も好評である」というニーズに気が付き写真投稿をメインにしたSNS「Instagram」を完成させています!

Re:haru(プロトタイプ)-弊社事例

re:haru

Re:haruは、教えると教わるで繋がれるマッチングアプリとして公開されました!

従来のマッチングアプリとは異なるマッチングニーズを検証するため、プロトタイプを開発し、市場に公開をした事例になります!

JNAC(プロトタイプ)-弊社事例

JNAC

JNACは看護師とクリニックのマッチングアプリです。

既存事業でクリニックに看護師を派遣する事業を行っている企業様が、より効率的にクリニックと看護師をマッチングさせ業務の圧縮を図りたいという課題から開発が進みました。

まずは必須機能のみに集約した開発を行い、ユーザーや従業員様の反応を見ながら現在も機能の改修などが進んでいる事例となります。

MESH-Sony(スモークテスト)

MESH

MESHは、Sonyが発売しているワイヤレスブロックを組み合わせることでプログラミングが行えるツールです!

MESH開発担当者は、「将来も含めて、市場に顧客がいるのかをきっちりと見極めたい」という意向のものと、正式な発売前に米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で商品を掲載しニーズの検証を行っています。

そしてサイトに掲載から約半年後に一般販売を開始しました。

Dropbox(スモークテスト)

Dropbox

ファイルの共有ツールとして知られているDropboxはスモークテストを行った事例として有名です!

Dropboxは3分あまりのビデオをスモークテストとして公開し、ベータテストの希望者は、ビデオが公表されてからの一晩だけで5,000人から75,000人に増えました。

スモークテストでは、実際に商品に触ることはできませんが、顧客のニーズを確かめテスターや初期ユーザーを集めることができる事がわかる良い事例ですね!

AppSocially(カスタマーリサーチ)

AppSocially

AppSociallyは、サービスの趣旨や、機能説明などを記載した「PDF」を元に顧客を周り声を集めて、その度PDF更新し、商品の機能に関する詳細を詰めて行ったそうです。

最終的には、コードを一行も書く前に見込みの顧客からいくつかの契約をとる事ができたそうです!

Airbnb(コンシェルジュ)

Airbnb

Airbnbの創業者たちは、「写真が良くなれば予約が増える」という仮説の検証のためにコンシェルジュ型のMVP手法を実施しました!

自ら顧客を周り、物件の写真を撮影していたそうです。その結果、写真の質を高めたエリアの予約数が伸びたことから写真撮影サービスを導入したそうです。

Food on the Table(コンシェルジュ)

Food on the Tableは、顧客の近くのスーパーのセール情報や食の好みなどから献立、買い物リストを作成してくれるサービスです!

Food on the Tableの立ち上げにあたり、Webサイトの開発前は創業者が自らスーパーのクーポンを集め、また主婦に直接声をかけて食の好みを聞き、献立と買い物リストを考え、主婦の方に提案をしていたそうです!

Amazon(オズの魔法使い)

Amazonは、サービスの開始当初は本のみを販売してました。

また販売している本は在庫として抱えることなく、顧客が本を購入した後その本を販売業者から購入して配送していたそうです。

その後、規模が拡大し、需要が増えるにつれて取扱商品を増やし、倉庫も拡充をしていきました!

このように、Amazonはオズの魔法使いという手法を活用して、製品の最小限の形から始め、ニーズを見極めてから機能を追加・改善していくという手法のわかりやすい事例ですね!

食べログ(オズの魔法使い)

食べログ

食べログは当初、グルメ本の情報を手打ちし、その情報を掲示板(サービスサイト)にのせていました。

その後、ユーザーから届く改善要望も当面は手動で改修をしていたようです。

要望を都度反映し、少しつづサービスを拡充していった結果、食べログは今のサービスになっています!

ユーザーの要望を正しく吸い上げ、反映させる重要性がとてもよく分かる事例ですね!

SmartHR(ランディングページ)

SmartHR

SmartHRは、LPを作りFacebookで2万円ほどの広告を出した際、なんと3日間で100件もの申し込みを獲得することができたそうです。

SmartHRの代表宮田さんこの結果を得て、サービスが解決できる課題の手応えを掴んだとと話しています!

MVP開発手法の選び方

ユーザー理解が必要ならカスタマーリサーチやコンシェルジュ

ユーザーからの声を直接収集してプロダクトに反映を指せることを目的とする場合は、カスタマーリサーチやコンシェルジュが適しています!

使い勝手を確認したいならプロトタイプやオズの魔法使い

実際に触ることができるものを作り、使用することによるユーザーからのフィードバックを得たい場合はプロトタイプやオズの魔法使いがいいでしょう!

そしてこちらの方法が最も具体的なフィードバックを収集しやすく、サービスを拡大を進めやすいです!

市場の反応を見たいならスモークテストやランディングページ

最後に、プロダクトに対する反応だけを見たいのであればスモークテストやランディングページがおすすめです!

費用もあまりかかることなく、広い対象へのアプローチができためマスに対してのMVPとしては有効です!

格安・高速のMVP開発ならノーコード

ここまで様々なMVP事例や手法を紹介しましたが、これらのMVPを開発する際にノーコード開発は非常におすすめです!

従来のスクラッチ開発とは異なり、ノーコードでの開発のため「低コスト」「短期間」での開発が行えるため、予算を抑え、高速で改善を行っていきたいというMVPの開発にはとてもマッチした開発方法になります!

弊社ではノーコードに特化したアプリ/システム開発も行っておりますので、MVPの開発を検討している方は是非下記の無料相談よりお声掛けください!

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