ローコード開発会社選びの決定版!目的別おすすめ15社を徹底比較

ローコード開発とは、従来のプログラミングと比べて少ないコード記述でアプリケーションを開発できる手法のこと。近年、業務効率化やDX推進の切り札として注目を集めています。しかし、数多くのローコード開発会社が存在する中で、自社に最適なパートナーを選ぶのは簡単ではありません。
本記事では、5つの選択軸に基づいて厳選した15社をご紹介します。各社の特徴や強み、どのようなケースにおすすめかを詳しく解説していきます。
業務コンサルから相談できるローコード開発会社
業務課題の整理から開発まで一貫してサポートしてくれる会社をお探しの方におすすめです。以下の3社をご紹介いたします。
- NTTデータ:大規模業務と内製化を両立
- プロアクシアコンサルティング:SAP連携に特化
- アグレックス:チャットボット含むDX支援
NTTデータ

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | NTTデータ |
最大の特徴 | 大規模業務と内製化を両立させるOutSystems伴走支援 |
どんなケースにおすすめか | 複雑業務を短期で内製化したい大企業 |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 5 |
プラットフォーム適合度 | 5 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
NTTデータは、日本を代表するシステムインテグレーターとして、ローコード開発分野でも圧倒的な実績を誇ります。同社の最大の強みは、OutSystemsとPower Platformの両方に対応できる技術力と、大規模プロジェクトでの豊富な経験。
東日本電信電話での社内業務アプリ高速化事例では、従来の開発期間を大幅に短縮しながら、企業レベルのセキュリティ要件もクリアしています。特に注目すべきは、DX部門向けの内製化トレーニングプログラム。単なる開発代行ではなく、将来的に企業内でローコード開発を継続できる体制づくりまでサポートしてくれます。
費用面では中規模以上のプロジェクトが前提となりますが、複雑な業務要件を持つ大企業にとっては、安心して任せられるパートナーといえるでしょう。全国規模のサポート体制も整っており、地方企業でも同等のサービスを受けることが可能です。
プロアクシアコンサルティング

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | プロアクシアコンサルティング |
最大の特徴 | SAPとPower Appsを1日で結合する実践ワークショップ |
どんなケースにおすすめか | SAP連携付き業務アプリを即日試したい企業 |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 4 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 4 |
拡張・保守性 | 3 |
デリバリー速度・実績 | 3 |
プロアクシアコンサルティングは、SAP連携に特化したローコード開発のスペシャリスト。同社独自の「1Day業務アプリ開発メニュー」は、固定価格でSAPデータとPower Appsを連携させたアプリケーションを一日で作成できる画期的なサービスです。
このスピード感は、既存のSAPシステムを活用しながら新しい業務アプリを試したい企業にとって非常に魅力的。これまでに手がけたSAPデータ連携やモバイル化の実績は豊富で、特に製造業や流通業での成功事例が目立ちます。
小規模なPoC(概念実証)から本格的な本番環境への移行まで、段階的な進め方を提案してくれるのも安心できるポイント。テンプレートを活用することで開発期間を短縮し、コストを抑えながらも実用的なアプリケーションを提供してくれます。SAP環境をお持ちの企業で、まずは小さく始めてみたいという方には特におすすめです。
アグレックス

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | アグレックス |
最大の特徴 | Power Virtual AgentsマニュアルとDX伴走 |
どんなケースにおすすめか | チャットボットを含む業務DXを段階導入したい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 4 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 4 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 3 |
アグレックスは、Power Platform導入に特化したコンサルティング会社として、特にチャットボット機能を含む総合的なDX支援で差別化を図っています。Power Virtual Agentsの活用マニュアル作成から実装まで、一貫したサポートを提供。初期フェーズを20万円からという手頃な価格設定で始められるのも魅力の一つです。
同社の強みは、技術的な開発支援だけでなく、Power Platform導入研修を併設している点。企業内でローコード開発のスキルを身につけたいチームには最適な環境を提供してくれます。
また、内製化ガイドを通じて将来的な保守負荷を軽減する仕組みづくりにも力を入れており、長期的な視点でのコスト削減も期待できます。段階的にDXを進めたい中小企業や、社内にローコード開発のノウハウを蓄積したい組織にとって、心強いパートナーとなるでしょう。
UI/UXに強いローコード開発会社
見た目の美しさや使いやすさを重視したアプリケーション開発をお求めの方におすすめです。以下の3社をご紹介いたします。
- Goodpatch:デザインチームによる高速プロトタイプ作成
- モンスターラボ:生成AI活用でレガシー刷新
- 電通総研:OutSystemsプレミアパートナーの技術力
Goodpatch

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | Goodpatch |
最大の特徴 | デザインチームがPower Apps試作→検証を高速化 |
どんなケースにおすすめか | UI品質を落とさずに低コードでMVPを作りたい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 2 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 3 |
拡張・保守性 | 3 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
Goodpatchは、デザイン思考を軸としたプロダクト開発で数多くの実績を持つ企業です。同社の強みは、優秀なデザインチームがローコード開発に参画することで、従来のローコードアプリでは実現が困難だった高品質なUI/UXを提供できるという点です。
サントリーをはじめとする大手企業のモバイルUX改善事例では、ユーザビリティの大幅な向上を実現しています。特に注目すべきは、FigmaからPower Appsへの連携ノウハウ。デザインツールで作成したプロトタイプを効率的にローコードアプリに落とし込むプロセスが確立されており、デザイナーとエンジニアの連携がスムーズです。
また、UI/UXワークショップを含む提案により、単なる開発代行ではなく、チーム全体のデザイン思考力向上も期待できます。費用は他社と比べて高めの設定ですが、ユーザー体験を重視するサービスや、社外向けアプリケーションの開発には最適な選択肢といえるでしょう。
モンスターラボ

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | モンスターラボ |
最大の特徴 | 生成AI+iPLAssでレガシー刷新を一気通貫 |
どんなケースにおすすめか | 旧基幹をモダンUXへ一斉置換したい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 4 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
モンスターラボは、グローバル80拠点を活用した24時間開発体制で知られる開発会社です。同社の最大の特徴は、生成AIとiPLAssプラットフォームを組み合わせた「CodeRebuild AI」サービス。古いシステムのソースコードを解析し、モダンなユーザーインターフェースを持つアプリケーションへと自動的に変換する技術は業界でも注目を集めています。
金融業界や製造業での大規模システム刷新実績が豊富で、特にレガシーシステムから最新のローコードプラットフォームへの移行プロジェクトでは高い評価を得ています。
グローバル展開を見据えた多言語対応や、各国の法規制に配慮した設計ノウハウも蓄積されており、海外進出を計画している企業にとっても心強いパートナー。デザイン・開発・運用までワンストップで対応できる体制が整っているため、プロジェクト管理の負担を大幅に軽減できるのも魅力の一つです。
電通総研(旧ISID)

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 電通総研 |
最大の特徴 | 国内4社目OutSystemsプレミアパートナー |
どんなケースにおすすめか | UX改善と高速開発を両立したい中〜大企業 |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 5 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
電通総研(旧ISID)は、OutSystemsの国内プレミアパートナーとして、同プラットフォームに関する最高レベルの技術力を誇ります。OutSystems資格者を100名以上抱える国内屈指の技術集団として、複雑な要件にも対応できる高い開発力が強み。
製造業や金融業でのアプリケーション統合事例では、従来バラバラに管理されていたシステムを統一されたユーザーインターフェースで操作できるよう改善し、業務効率の大幅な向上を実現しています。
同社が提供する内製化推進プログラムは、企業内でOutSystems開発を継続できる人材育成まで見据えた包括的なもの。技術移転だけでなく、開発プロセスやガバナンス体制の構築まで支援してくれるため、長期的な観点でのコスト削減効果も期待できます。
OutSystemsプラットフォームの導入を検討している企業や、既存システムとの高度な連携が必要なプロジェクトには特におすすめです。電通グループの一員として、マーケティング観点からのUX改善提案も可能な点も他社にはない強みといえるでしょう。
「受託開発サービス概要」が同梱されたお役立ち資料セット

基幹システム連携に強いローコード開発会社
既存の基幹システムとの連携を重視したローコード開発をお求めの方におすすめです。以下の3社をご紹介いたします。
- SCSK:SAP更新期の周辺業務ローコード化
- 日立ソリューションズ:独自プラットフォームとの組み合わせ
- BlueMeme:OutSystems導入のパイオニア企業
SCSK

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | SCSK |
最大の特徴 | 周辺業務をローコードで自動化し基幹刷新を短縮 |
どんなケースにおすすめか | SAP更新期に周辺を素早くローコード化したい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 4 |
拡張・保守性 | 5 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
SCSKは、基幹システムとローコードプラットフォームの橋渡し役として高い評価を得ている企業です。同社の戦略的アプローチは、SAP等の基幹システム更新プロジェクトと並行して、周辺業務をローコードで効率化すること。
Mizushima Kikoでの導入事例では、基幹システムに直接手を加えることなく、周辺の業務アプリケーションをOutSystemsで高速開発し、全体のプロジェクト期間を大幅に短縮しました。
特筆すべきは、OutSystemsとPower Platformの両方に対応できる技術力。企業の既存環境やコスト要件に応じて最適なプラットフォームを選択できるため、無駄な投資を避けることができます。また、24時間対応の保守センターとの連携により、基幹システムレベルの可用性要件にも対応可能。
SAPのサポート終了や大規模なシステム更新を控えている企業にとって、リスクを最小限に抑えながらモダナイゼーションを進められる心強いパートナーです。拡張・保守性の評価が特に高く、長期的な運用を見据えた設計ができる点も大きな魅力といえるでしょう。
日立ソリューションズ

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 日立ソリューションズ |
最大の特徴 | WebPerformer+OutSystemsで車載〜金融を網羅 |
どんなケースにおすすめか | 独自基幹に連携するWebアプリを高速生成したい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 5 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
日立ソリューションズは、自社開発のローコードプラットフォーム「WebPerformer」とOutSystemsを組み合わせた独自のアプローチで差別化を図っています。同社の強みは、日立グループとして蓄積してきた産業別のドメイン知識を活かした設計力。車載システムから金融機関の取引先連携プラットフォームまで、幅広い業界での豊富な実績を持っています。
WebPerformerの最大の特徴は、既存システムとの連携に特化した設計思想。従来のシステムが持つ独自のデータ形式やプロトコルにも柔軟に対応でき、レガシーシステムを活かしながら新しいユーザーインターフェースを構築できます。
また、テンプレート自動生成機能により、テスト工程の工数を30%削減する実績も報告されており、開発効率の向上にも寄与。金融業界での取引先連携事例では、セキュリティ要件の厳しい環境でも安定稼働を実現しており、信頼性の高さが証明されています。既存の基幹システムを最大限活用しながら、ユーザビリティを向上させたい企業には最適な選択肢です。
BlueMeme

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | BlueMeme |
最大の特徴 | OutSystems日本初導入のパイオニア |
どんなケースにおすすめか | 基幹刷新を伴う大規模ローコード開発 |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 5 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 5 |
BlueMemeは、OutSystemsを日本で最初に導入したパイオニア企業として、同プラットフォームに関する最深のノウハウを蓄積しています。
200名を超えるOutSystems認定技術者を擁する国内最大級の技術集団として、他社では対応困難な大規模・複雑なプロジェクトでも確実な成果を上げています。日立建機での導入事例では、製造業特有の複雑な基幹システムとの連携を実現し、業務プロセス全体の効率化を達成しました。
同社が提供する「DX内製化支援スクール」は、単なる技術移転を超えた包括的な人材育成プログラム。OutSystemsの技術習得だけでなく、アジャイル開発手法やプロジェクト管理のベストプラクティスまで学べるため、企業内でローコード開発を継続できる体制を構築できます。
また、製造業での基幹システムエンハンス事例が豊富で、ERPシステムの機能拡張や新しいワークフローの追加といった要求にも柔軟に対応。基幹システムの大規模な刷新や、OutSystemsを活用した本格的なDX推進を検討している企業にとって、最も信頼できるパートナーといえるでしょう。
コスト最優先で選ぶローコード開発会社
開発予算を抑えながらも実用的なアプリケーションを求める方におすすめです。以下の3社をご紹介いたします。
- EPICs株式会社:複数ノーコードツールの使い分けで最適解を提供
- トヨクモ:kintone連携アドオンの豊富なラインナップ
- ジョイゾー:定額サブスクでの継続的な小改善
EPICs株式会社

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | EPICs株式会社 |
最大の特徴 | 複数ノーコードツールの使い分けで最安30万円・最短2週間を実現 |
どんなケースにおすすめか | 低予算で迅速にMVPを作成し、マーケティングまで支援してほしい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 5 |
課題解決能力 | 5 |
プラットフォーム適合度 | 5 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 3 |
手前味噌で恐縮ですが、弊社EPICs株式会社をご紹介させていただきます。当社は、ノーコード開発において日本最大級の実績を持つ開発会社として、最安30万円、最短2週間という業界トップクラスのスピードとコストパフォーマンスを実現しています。
一般的なローコード開発会社が特定のプラットフォームに特化する中、当社では複数のノーコードツールに対応。お客様の要件に最も適したツールを選択することで、開発期間とコストの両方を大幅に削減できるのが最大の強みです。
特筆すべきは、開発だけでなくマーケティング支援まで提供するワンストップサービス。せっかく優れたアプリケーションを開発しても、ユーザーに届かなければ意味がありません。当社では、アプリの企画段階からリリース後のプロモーション戦略まで一貫してサポートし、真の意味でのビジネス成功を目指します。
ノーコードツールの選定では、Bubble、Adalo、FlutterFlowなど、用途に応じて最適なプラットフォームを提案。例えば、データベース連携が重要なBtoBアプリならBubble、スマートフォンアプリならAdaloといった具合に、技術的な制約ではなくビジネス要件を最優先に考えた設計を行っています。
スタートアップや中小企業で、限られた予算の中で最大限の効果を求める方には、特におすすめしたいソリューションです。
トヨクモ

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | トヨクモ |
最大の特徴 | kintone連携アドオンを月額15,000円〜提供 |
どんなケースにおすすめか | 既存kintoneを安価に拡張したい中小企業 |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 5 |
課題解決能力 | 3 |
プラットフォーム適合度 | 4 |
拡張・保守性 | 3 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
トヨクモは、kintone環境を活用している企業にとって最もコストパフォーマンスの高い選択肢の一つです。同社が提供するFormBridgeをはじめとするアドオン製品群は、累計10万ライセンスの導入実績を誇り、中小企業でも手軽に業務効率化を実現できます。
月額15,000円からという手頃な価格設定により、大きな初期投資なしに既存のkintone環境を大幅に機能拡張することが可能です。
特に魅力的なのは、SFA(営業支援)や帳票出力といった業務で頻繁に必要となる機能のテンプレートが豊富に用意されている点。これらのテンプレートを活用することで、ゼロから開発する場合と比べて大幅な時間短縮とコスト削減を実現できます。
また、kintoneの料金改定後も定額制を維持しているため、予算管理が容易で長期的な運用コストも予測しやすいのが特徴。既にkintoneを導入済みで、さらなる機能追加を検討している中小企業や部門単位での利用を想定している組織には特におすすめです。開発期間も短く、導入後すぐに効果を実感できる点も大きなメリットといえるでしょう。
ジョイゾー

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | ジョイゾー |
最大の特徴 | kintoneプラグイン開発を定額サブスクで提供 |
どんなケースにおすすめか | 月額固定で小改善を継続したい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 5 |
課題解決能力 | 3 |
プラットフォーム適合度 | 4 |
拡張・保守性 | 3 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
ジョイゾーは、kintoneプラグインの開発・保守を定額サブスクリプション形式で提供する画期的なサービスモデルを採用しています。
月額5万円からの「サポート39」プランでは、継続的な小改善や機能追加を定額で依頼できるため、従来のスポット開発では難しかった柔軟な対応が可能。業務の変化に合わせてアプリケーションを段階的に改善していきたい企業には理想的なサービスです。
同社が公開している「プラグイン活用事例Vol.1〜7」は、実際の導入事例を詳細に解説した貴重な資料。工程管理や営業支援など、100を超えるテンプレートが用意されており、類似の業務課題を抱える企業は参考にしながら迅速な導入が可能です。
定額制の最大のメリットは、追加機能の依頼時に都度見積もりを取る必要がなく、気軽に改善要望を出せること。小さな改善を積み重ねることで、最終的に大きな業務効率化を実現できる仕組みが整っています。kintoneを業務の中核として活用しており、継続的な改善を通じてさらなる効果を求める企業には最適な選択肢といえるでしょう。
グローバル展開を支援するローコード開発会社
海外拠点を含む大規模な業務改革や国際展開を視野に入れたローコード開発をお求めの方におすすめです。以下の3社をご紹介いたします。
- アクセンチュア:全世界統合DXの推進力
- コグニザント:Appian分野での国際的な実績
- PwCコンサルティング:AI連携した多拠点展開支援
アクセンチュア

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | アクセンチュア |
最大の特徴 | Power Platform+RPAで全世界統合DXを推進 |
どんなケースにおすすめか | 海外拠点を含む大規模業務改革 |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 2 |
課題解決能力 | 5 |
プラットフォーム適合度 | 5 |
拡張・保守性 | 5 |
デリバリー速度・実績 | 5 |
アクセンチュアは、グローバル規模でのローコード開発において圧倒的な実績を誇る世界最大級のコンサルティングファームです。
同社の最大の強みは、40カ国以上でのPower Platform導入実績に基づく豊富な国際展開ノウハウ。Microsoft社内向けチケット管理ツールをわずか2か月で構築した事例では、多言語対応や時差を考慮したワークフロー設計など、グローバル企業特有の要件を見事にクリアしています。
特筆すべきは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とAIを統合した「インテリジェントオートメーション」への取り組み。単純なローコード開発を超えて、業務プロセス全体の自動化と最適化を同時に実現できるのは、同社ならではの総合力といえるでしょう。
各国の法規制や商慣習の違いを熟知したコンサルタントが在籍しており、現地の要件に配慮した設計が可能。費用は高額になりますが、多国籍企業の本社機能や、海外展開を本格的に検討している大企業にとっては、投資に見合う価値を提供してくれる信頼できるパートナーです。
コグニザント

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | コグニザント |
最大の特徴 | Appian APJ Partner Award 2024受賞 |
どんなケースにおすすめか | 業務プロセスをAppianで国際標準化したい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 4 |
プラットフォーム適合度 | 5 |
拡張・保守性 | 4 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
コグニザントは、Appianプラットフォームの活用において2024年のAPJ Partner Impact & Excellence賞を受賞した、アジア太平洋地域で最も信頼されるパートナーの一つです。
同社の強みは、BPM(ビジネスプロセス管理)に特化したAppianを活用し、複雑な業務プロセスを国際標準に統一できる設計力。金融・保険業界向けのテンプレートを豊富に取り揃えており、規制要件の厳しい業界でもスムーズな導入を実現しています。
グローバル24時間デリバリーセンターの存在により、時差を活用した効率的な開発体制を構築できるのも大きな魅力。アジアの開発チームが作業を進めている間に、欧米のチームがレビューや次フェーズの準備を行うことで、従来の開発サイクルを大幅に短縮できます。
また、DevSecOps(開発・セキュリティ・運用の統合)を標準装備しており、セキュリティ要件の厳しい国際的なプロジェクトでも安心して任せることが可能。各国の法規制に対応したコンプライアンス機能の実装経験も豊富で、特に金融機関や製造業の海外展開プロジェクトでは心強いパートナーとなるでしょう。
PwCコンサルティング

項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | PwCコンサルティング |
最大の特徴 | Power Platform+AI Builderで多言語・多拠点支援 |
どんなケースにおすすめか | AI連携した業務アプリを世界同時展開したい |
項目 | 評価 |
---|---|
費用の安さ | 3 |
課題解決能力 | 5 |
プラットフォーム適合度 | 5 |
拡張・保守性 | 5 |
デリバリー速度・実績 | 4 |
PwCコンサルティングは、AI技術とローコード開発を組み合わせた次世代のグローバルソリューションを提供している業界のリーダーです。
Power Apps、Power Automate、AI Builderを統合した包括的なアプローチにより、多言語・多拠点での業務アプリケーション展開を効率的に実現。各国の言語や文化の違いを考慮したUI設計や、現地の業務慣行に配慮したワークフロー構築で高い評価を得ています。
同社の特徴的な取り組みは、グローバルSAPシステムとMicrosoft 365の連携実績。既存の基幹システムを活かしながら、各拠点の固有要件にも対応できる柔軟なアーキテクチャを提案してくれます。また、セキュアアーキテクチャ設計を標準提供しており、国際的なデータ保護規制(GDPRやCCPA等)にも対応可能。
監査法人としてのPwCグループの知見を活かし、内部統制やコンプライアンス要件を満たしたシステム構築ができるのも他社にはない強み。AI機能を活用した多言語チャットボットや自動翻訳機能により、本社と海外拠点間のコミュニケーション効率も大幅に向上させることができるでしょう。
ローコード開発会社を選ぶ際の5つのチェックポイント
適切なローコード開発会社を選ぶためには、以下の5つの観点から慎重に検討することが重要です。
開発目的を明確に定義してから相談する
ローコード開発で最も重要なのは、「何のために」「誰が使う」システムを作るのかを明確にすること。曖昧な要件のまま開発会社に相談すると、後から大幅な仕様変更が発生し、予算超過や納期遅延の原因となります。
業務効率化なのか、新サービス立ち上げなのか、既存システムの置き換えなのかによって、最適なアプローチは大きく異なるもの。事前に現在の業務フローを整理し、解決したい課題を具体的にリストアップしておきましょう。
「月末の集計作業を3時間から30分に短縮したい」「営業チームの日報入力を自動化したい」といった具体的なゴールを設定することで、開発会社も適切な提案ができるようになります。
対応プラットフォームが要件に適合するか確認
ローコード開発では、プラットフォーム選択が成功の鍵を握ります。Microsoft Power Platform、OutSystems、kintone、Salesforceなど、それぞれに得意分野と制約があるためです。例えば、スマートフォンアプリを重視するならAdaloやGlide、データベース連携が重要ならBubbleやOutSystemsが適している場合が多いでしょう。
開発会社に相談する際は、必ず「どのプラットフォームを使用予定か」「なぜそのプラットフォームを選ぶのか」を確認してください。複数のプラットフォームに対応している会社であれば、要件に最適なツールを提案してもらえる可能性が高くなります。
小規模実証実験での成功実績を確認
本格的な開発に入る前に、小規模なPoC(概念実証)を実施した経験がある会社を選ぶことが重要です。PoC段階で技術的な課題や運用上の問題点を洗い出すことで、本開発でのリスクを大幅に軽減できます。
過去のPoC事例について、「どのような課題を検証したか」「期間と費用はどの程度だったか」「本開発に進んだ際の成功率」などを具体的に聞いてみましょう。

実証実験の段階で問題を発見し、適切に対処できる会社であれば、本格開発でも安心して任せることができるはずです。
アフターサポートと保守体制の充実度
ローコード開発では、リリース後の運用・保守が非常に重要。業務要件の変化に応じた機能追加や、プラットフォーム自体のアップデートへの対応が必要になるからです。開発会社の保守体制について、対応時間、月額費用、緊急時の連絡体制などを事前に確認しておくことが欠かせません。
特に業務の中核を担うシステムの場合、障害発生時の影響は深刻。24時間対応の有無、SLA(サービス品質保証)の設定、バックアップ体制などについても詳しく確認しておきましょう。保守契約の内容が曖昧な会社は避けるのが賢明です。
見積もり内訳の透明性と妥当性
ローコード開発の見積もりは、従来のシステム開発とは項目が異なることが多いため、内訳の詳細確認が必須。開発工数、プラットフォーム利用料、カスタマイズ費用、テスト費用、導入支援費用などが適切に分離されているかチェックしてください。
「一式」として曖昧にまとめられた見積もりは要注意。後から追加費用が発生するリスクが高くなります。複数の会社から見積もりを取り、項目ごとに比較検討することで、適正価格かどうかを判断できるでしょう。

見積もり根拠を明確に説明できない会社は避けることをお勧めします。
「受託開発サービス概要」が同梱されたお役立ち資料セット

ローコード開発で失敗しないための事前確認項目
商談時に適切な質問をすることで、プロジェクトの失敗リスクを大幅に軽減できます。確認すべき項目は以下の3つの軸に分類されます。
技術力と対応範囲を見極める質問
開発会社の真の実力を把握するために、以下の点を必ず確認しましょう。まず「過去1年間で手がけた類似プロジェクトの件数と成功率」を聞くことで、実績の豊富さと品質レベルが分かります。
次に「使用予定のプラットフォームでの開発歴」を確認し、十分な経験があるかを判断してください。「既存システムとの連携実績」については具体的な事例を求め、API接続やデータ移行の経験値を測ることが重要。「開発チームの技術認定資格保有状況」も確認しておけば、技術力の客観的な指標として活用できるでしょう。
最後に「想定していない要件が発生した場合の対応方針」を聞くことで、柔軟性と問題解決能力を事前に把握できます。
プロジェクト運営体制の安定性を確認
円滑なプロジェクト進行のために、体制面での確認は欠かせません。「プロジェクトマネージャーの経験年数と担当案件数」を聞くことで、進行管理の安定性を判断できます。「開発チームの構成と各メンバーの役割分担」を明確にしてもらい、責任の所在を明確化しておくことも大切です。
「週次・月次の進捗報告方法と頻度」について具体的に確認し、コミュニケーション体制が整っているかをチェック。「仕様変更や追加要件が発生した場合の対応フロー」も事前に取り決めておけば、後々のトラブルを防げるでしょう。「納期遅延が発生した場合のリカバリー計画」についても確認し、リスク管理能力を見極めることが重要です。
契約条件と費用の透明性を確保
金銭面でのトラブルを避けるため、契約条件の詳細確認は必須事項。「見積もりに含まれる作業範囲と除外項目」を明確にし、後から追加費用が発生しないよう境界線を引いておきましょう。「支払い条件とタイミング」については、キャッシュフローの観点から自社に適した条件か確認が必要です。
「保守・運用費用の詳細内訳と契約期間」を聞くことで、長期的なコストを正確に把握できます。「知的財産権の帰属と利用条件」も重要なポイント。開発したシステムの所有権や、将来的な改修時の制約について明確化しておくべきでしょう。

最後に「契約解除時の条件と納品物の取り扱い」を確認し、万が一の際のリスクヘッジを図っておくことをお勧めします。
ローコード開発のコストを効率的に削減する3つの手法
開発費用を抑えながら品質を維持するために、以下の3つのアプローチが特に効果的です。
必要最小限の機能に絞り込んで開発する
ローコード開発で最も効果的なコスト削減方法は、機能要件の見直しと標準機能の積極活用。画面数が増えるほど開発工数は指数関数的に増加するため、本当に必要な機能だけに絞り込むことが重要です。まずは業務の核となる機能のみでMVP(最小実行可能製品)を作成し、運用しながら必要に応じて機能追加していく方針が効果的でしょう。
また、プラットフォームが提供する標準機能を最大限活用することも大きなコスト削減につながります。独自開発が必要な部分を最小限に抑え、既存のテンプレートやウィジェットを組み合わせることで開発期間を大幅短縮できます。
例えば、承認ワークフローや通知機能などは多くのプラットフォームで標準提供されているため、カスタム開発する必要はありません。
段階的リリースで初期投資を分散
一度にすべての機能を開発するのではなく、優先度の高い機能から段階的にリリースしていく手法が費用対効果の観点で優秀。第1フェーズでは最も重要な業務機能のみを実装し、ユーザーの反応を見ながら第2フェーズ、第3フェーズと機能を拡張していく方法です。
この手法の利点は、初期投資を抑えられるだけでなく、実際の利用状況に基づいて後続の開発内容を最適化できること。ユーザーが実際に使わない機能に投資するリスクを回避し、本当に価値のある機能に集中投資できるようになります。また、早期にシステムを稼働させることで、投資回収も早期に開始できる点も大きなメリットでしょう。
長期的な運用コストまで考慮した設計
開発初期の費用だけでなく、長期的な運用・保守コストまで考慮することが真のコスト削減につながります。部品の再利用性を重視した設計により、将来的な機能追加時の開発工数を大幅に削減可能。共通部品をライブラリ化しておけば、同様の機能が必要になった際に一から開発する必要がなくなります。
保守契約についても、標準的な条件をそのまま受け入れるのではなく、自社の利用状況に応じた最適化を図ることが重要。例えば、システムの重要度や利用頻度に応じて保守レベルを調整したり、複数年契約による割引を交渉したりすることで、長期的なコストを抑制できるでしょう。

また、内製化可能な部分は段階的に自社で対応できるよう、開発会社から技術移転を受けることも効果的な手法の一つです。
ローコード開発ならEPICs株式会社にお任せください
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ローコード開発で最も重要なのは、プロジェクトに最適なツール選択。当社では、Bubble、Adalo、FlutterFlow、Airtableなど複数のノーコードプラットフォームに対応しており、お客様の要件に最も適したツールをご提案可能です。この柔軟なアプローチにより、開発期間と費用の両方を大幅に削減できるのが当社の強み。
さらに、開発だけで終わらないのがEPICs株式会社の特徴。アプリケーション完成後のマーケティング支援まで一貫して対応し、真のビジネス成功をサポートいたします。限られた予算で最大限の効果を求める企業様には、特におすすめしたいソリューションです。
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