FlutterFlowでできないことや弱点は?機能面・デザイン面で解説

FlutterFlowは、プログラミングの知識がなくてもスマホアプリを開発できるノーコードツールとして人気を集めています。

Googleが開発したFlutterというフレームワークをベースにしており、iPhoneとAndroidの両方に対応したアプリを一度に作れる点が大きな魅力。ドラッグ&ドロップの直感的な操作でデザインを組み立てられるため、エンジニアでなくてもアプリ開発に挑戦できます。

一方で、「FlutterFlowって万能なの?」「できないことや弱点はないの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、FlutterFlowの弱点や苦手な領域について、機能面・デザイン面から詳しく解説していきます。

FlutterFlowの導入を検討している方や、自社に合ったノーコードツールを探している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

Q1. FlutterFlowでできないことは何?

機能面では、独自の機械学習モデルの組み込みや、対戦ゲームのようなシビアなリアルタイム通信が困難です。デザイン面では、高度なアニメーションやマスク処理などのグラフィック表現、一部ウィジェットの多言語化に制約があります。

Q2. FlutterFlowで実現できない場合はどうすればいい?

2つの方法があります。1つは、BubbleやAdaloなど他のノーコードツールを検討すること。もう1つは、FlutterFlowのコード書き出し機能を使い、途中からスクラッチ開発に移行する方法です。

Q3. FlutterFlowでどこまで開発できる?

一般的なアプリ開発であれば十分対応可能です。ドラッグ&ドロップでUIを作成でき、Firebaseとの連携でログイン機能やデータ保存も実装できます。プロトタイプから本番リリースまで幅広く活用されています。

なお、EPICs株式会社ではFlutterFlowをはじめ複数のノーコードツールに対応した開発サービスを提供しています。日本最大級の開発実績をもとに、作りたいものに最適なツールをご提案。最安30万円・最短2週間から開発が可能です。

FlutterFlowについては、動画でも解説していますのでぜひ合わせてご覧ください。

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目次

FlutterFlowではほとんどの開発が可能

FlutterFlowの弱点を解説する前に、まずこのツールでできることを整理しておきましょう。結論から言えば、一般的なアプリ開発であればFlutterFlowで十分に対応できます。

FlutterFlowには、ボタンやテキスト入力欄、画像表示など、アプリに必要な部品(ウィジェット)が豊富に用意されています。これらをドラッグ&ドロップで配置するだけで、見た目の良い画面を作成可能。デザインの変更もリアルタイムで確認できるため、「思っていたのと違う」というミスマッチを防ぎやすいのが特徴です。

また、データベースとの連携も簡単に行えます。特にGoogleが提供するFirebase(ファイヤーベース)というサービスとの相性が良く、ユーザー登録やログイン機能、データの保存・取得といった処理をコードを書かずに実装できます。「ボタンを押したら次の画面に移動する」「入力内容をデータベースに保存する」といったアプリの動作も、視覚的な操作で設定していく仕組み。

さらに、有料プランではソースコードを丸ごと書き出す機能も備えています。「最初はFlutterFlowで素早く作り、あとから本格的な開発に切り替えたい」というケースにも対応できるため、プロトタイプ(試作品)の作成から本番リリースまで幅広く活用されています。

このように、FlutterFlowは「できること」が非常に多いツールです。ただし、すべてが完璧というわけではありません。

次の章からは、FlutterFlowの弱点や苦手な領域について詳しく見ていきます。


【機能面】FlutterFlowでできないこと

FlutterFlowは多くの開発に対応できるツールですが、機能面ではいくつか苦手な領域があります。ここでは、FlutterFlowだけでは実現が難しい機能について解説していきます。

機能面での主な制約は以下の2つです。

  • 機械学習やAIの直接組み込み
  • リアルタイム通信

機械学習やAIの直接組み込み

FlutterFlowでは、機械学習やAIを使った高度な機能をアプリ内に直接組み込むことが困難です。

たとえば、「ユーザーの行動履歴をもとに商品をおすすめする」「カメラで撮影した写真の中身を自動で判別する」といった機能を自前で作ろうとすると、専門的な技術とコードの記述が必要になります。FlutterFlowはノーコードで開発できることが強みですが、こうした複雑な処理を視覚的な操作だけで実装する仕組みは用意されていません。

ただし、すべてのAI機能が使えないわけではありません。ChatGPTのように外部からAPI(アプリ同士をつなぐ窓口のようなもの)として提供されているサービスであれば、FlutterFlowから呼び出して利用することが可能。「チャットボットを組み込みたい」「文章を自動生成したい」といったニーズには対応できます。

大熊滉希

「既存のAIサービスを活用する」のは問題ありませんが、「独自の機械学習モデルをゼロから組み込む」のは難しいと考えておくとよいでしょう。

リアルタイム通信

FlutterFlowは、シビアなタイミングが求められるリアルタイム通信を苦手としています。

リアルタイム通信とは、複数のユーザー間でデータを瞬時にやり取りする仕組みのこと。オンライン対戦ゲームや株価のライブ表示、複数人が同時に書き込む共同編集ツールなどで使われています。こうした機能では、0.1秒単位の遅延が体験を大きく損なうケースも少なくありません。

FlutterFlowでもFirebaseを使ったデータの同期は可能ですが、対戦ゲームのように「相手の動きを即座に反映する」「ミリ秒単位で状態を更新する」といった高度なリアルタイム性を実現するのは困難。このような要件がある場合は、従来のコードベース開発を検討したほうが無難です。

一方で、チャットアプリのメッセージ送受信や、通知のプッシュ配信といった「ある程度のリアルタイム性」であれば、FlutterFlowでも十分に対応できます。

「どの程度のリアルタイム性が必要か」を事前に整理しておくことが、ツール選定のポイントになるでしょう。


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【デザイン面】FlutterFlowでできないこと

FlutterFlowはドラッグ&ドロップで直感的にデザインできる点が魅力ですが、デザイン面にもいくつかの制約があります。特に凝った表現や細部のカスタマイズを求める場合は、事前に把握しておくことが重要です。

デザイン面での主な制約は以下の3つです。

  • 高度なカスタムアニメーション
  • デザインのフルカスタマイズ
  • 多言語対応

高度なカスタムアニメーション

FlutterFlowでは、複雑なアニメーションを自由に作り込むことが難しい場合があります。

標準で用意されているアニメーション機能を使えば、「フェードイン(徐々に表示される)」「スライド(横からスッと出てくる)」といった基本的な動きは簡単に設定可能。ボタンを押したときの反応や、画面の切り替え効果なども視覚的な操作で実装できます。

しかし、「複数の要素が連動して動く」「物理法則を再現したような自然な動き」「ユーザーの操作に応じてリアルタイムに変化する」といった高度なアニメーションになると、FlutterFlowだけでは対応が困難。こうした表現を実現するには、カスタムコード(自分でプログラムを書くこと)の追加が必要になります。

ゲームアプリやインタラクティブなコンテンツなど、動きの表現にこだわりたい場合は、FlutterFlowの標準機能でどこまで実現できるか事前に確認しておくとよいでしょう。

デザインのフルカスタマイズ

FlutterFlowでは、IllustratorやPhotoshopで行うような高度なグラフィック処理を直接行うことができません。

たとえば、マスク処理(画像の一部だけを切り抜いて表示する技法)や、複数の色が複雑に混ざり合うグラデーション、レイヤーを重ねた特殊な合成効果などは、FlutterFlowの標準機能では再現が難しい領域。こうしたデザインが必要な場合は、あらかじめ画像編集ソフトで作成した素材をアプリに取り込む形になります。

また、標準で用意されているウィジェット(部品)のデザイン調整にも限界があります。参考情報によると、タブバー(画面上部や下部にある切り替えボタン)の装飾を細かく変更できないケースも報告されています。「デザインカンプ通りに再現したい」という場面では、期待通りにいかないこともあるでしょう。

ただし、ピクセル単位での位置調整や、色・サイズ・余白といった基本的なスタイリングは問題なく行えます。一般的なビジネスアプリやサービスアプリであれば、十分に美しいデザインを実現できる点は覚えておいてください。

多言語対応

FlutterFlowでも多言語対応は可能ですが、アプリ内のすべての要素を完全に多言語化するのは難しい場合があります。

FlutterFlowには多言語設定の機能が備わっており、自分で作成したテキストやボタンのラベルなどは複数の言語に切り替えられるよう設定できます。日本語・英語・中国語など、複数の言語でアプリを展開したい場合に便利な機能です。

しかし、FlutterFlowが標準で提供しているウィジェットの中には、多言語に対応していないものも存在します。たとえば、動画プレイヤーの設定項目(再生速度など)が英語表記のまま変更できないといったケースが報告されています。こうした部分まで含めて完全にローカライズ(現地の言語に対応させること)したい場合は、カスタムコードの追加や外部ツールとの連携が必要になることも。

大熊滉希

グローバル展開を前提としたアプリ開発では、どの部分まで多言語化が必要かを整理し、FlutterFlowで対応できる範囲を事前に確認しておくことをおすすめします。


FlutterFlowでは実現できない場合はどうすれば?

ここまでFlutterFlowの弱点や制約について解説してきました。では、FlutterFlowだけでは要件を満たせない場合、どのような選択肢があるのでしょうか。

FlutterFlowで実現できない場合の主な対処法は以下の2つです。

  • 他のノーコードツールを試す
  • 途中からスクラッチ開発に移行する

他のノーコードツールを試す

FlutterFlowが苦手とする領域でも、別のノーコードツールなら対応できるケースがあります。

ノーコードツールにはそれぞれ得意分野があり、一つのツールですべてをカバーできるわけではありません。たとえば、Webアプリの開発に強い「Bubble(バブル)」、シンプルなモバイルアプリを素早く作れる「Adalo(アダロ)」など、目的に応じて最適なツールは異なります。

FlutterFlowはスマホアプリ開発に特化しており、iPhoneとAndroidの両方に対応できる点が強み。一方で、Webアプリをメインに作りたい場合や、より柔軟なデータベース設計が必要な場合は、他のツールのほうが適していることもあります。

「作りたいもの」と「各ツールの特性」を照らし合わせて選ぶことが、ノーコード開発を成功させるポイント。どのツールが最適か判断に迷う場合は、複数のノーコードツールに精通した開発会社に相談するのも一つの方法です。

途中からスクラッチ開発に移行する

FlutterFlowには、作成したアプリのソースコードを丸ごと書き出せる機能が備わっています。この機能を活用すれば、途中から従来のコードベース開発(スクラッチ開発)に切り替えることが可能です。

スクラッチ開発とは、プログラミング言語を使ってゼロからコードを書いていく開発手法のこと。FlutterFlowで書き出されるコードはFlutter(Dart言語)の標準的な形式なので、既存の開発環境やチームのワークフローにスムーズに組み込めます。

この柔軟性を活かした開発の進め方として、以下のようなパターンが考えられます。

まず、企画段階やプロトタイプ作成ではFlutterFlowを使い、素早くアプリの形を作る。ステークホルダー(関係者)への共有やフィードバック収集もスピーディーに行えます。その後、本格的な機能追加や高度なカスタマイズが必要になった段階で、ソースコードを書き出してスクラッチ開発に移行。こうすることで、初期の開発スピードと後半の柔軟性を両立できます。

ただし、一度スクラッチ開発に移行すると、その変更内容をFlutterFlowに戻すことはできません。

移行のタイミングや、FlutterFlowで作る範囲とコードで作る範囲の切り分けは、事前にしっかり計画しておくことが大切です。


なお、FlutterFlowとBubbleについては以下の動画でも解説しています。

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EPICs株式会社は、FlutterFlowをはじめBubbleやAdaloなど複数のノーコードツールに対応した、日本最大級の開発実績を持つノーコード開発会社です。これまで150件を超えるアプリ・システム開発をお手伝いしてきました。

本記事で解説したように、FlutterFlowには得意な領域と苦手な領域があります。弊社では、お客様のご要望を丁寧にヒアリングした上で、FlutterFlowが最適なのか、他のノーコードツールが適しているのか、あるいはスクラッチ開発との組み合わせが良いのかを見極め、最適な開発プランをご提案いたします。

企画・設計から開発、そして導入後のサポートまで一貫して対応。定期的なアップデートやトラブル発生時の迅速な対応など、リリース後も安心してお任せいただける体制を整えています。

「FlutterFlowで作りたいものが実現できるか分からない」「どのツールを選べばいいか迷っている」「予算内で収まるか不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。お客様のご予算とご希望に合わせた最適なプランをご提案いたします。

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著者・監修者
日本最大級のノーコード開発実績を誇るEPICs株式会社の代表。株式会社DRAFT役員として新規事業のコンサルティングに従事した後、EPICsを創業。開発実績は多様なアプリ・システムなど200件以上(2026年1月)で、ノーコード開発の顧問として上場企業に支援も行っている。

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監修者
石森裕也
EPICs株式会社CTO。サイバーエージェントのグループ会社での経験を経てEPICsに参画した。これまでで100件以上のノーコード開発に従事。開発経験は10年。
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