AppSheetでできないことを機能・デザインなど領域別に解説
こんにちは!EPICs株式会社です!
今回はシステム開発等でよく使われるノーコードツールの「Appsheetでできないこと」をご紹介していきます!
ぜひ最後までご覧ください!
AppSheetとは機能が用途が限定的なアプリ/システムを作れるノーコードツール
AppsheetはGoole spreadsheetなどをデータベースとして利用し、比較的シンプルなアプリやシステムが開発できるノーコードツールです!
普段からGoogle系のサービスを利用しており、限定的な機能や使用用途での開発を行う際は非常におすすめのノーコードツールになっています!
AppSheetでできないこと一覧
- 複雑で高度なフローの自動化
- 複雑な計算
- 非常に大きなデータの処理
- 数万ユーザーの同時使用
- オフライン環境での全機能保持
- 複雑なアクセス権限の設定
- 完全独自のレイアウト
- 凝ったアニメーション
- 日本語での開発
- 本格的なバージョン管理
- 複数人での同時開発
【機能面】AppSheetでできないこと
複雑で高度なフローの自動化
Appsheetは比較的シンプルな機能のシステムやアプリ開発に向いているツールのため、ロジックが複雑なものの開発には向いていません。
また取得できるデータ内容にも制限があるため、データの取得方法が複雑な場合も対応が難しいケースがあります。
非常に大きなデータの処理
スプレッドシートをデータベースとして使用する場合、何十万行というデータ量になる場合はデータの処理速度の面で不向きな場合があります。
数万ユーザーの同時使用
同時に多くのユーザーが利用をするようなシステム、アプリの場合も負荷の問題で対応が難しいケースがあります。
【デザイン面】AppSheetでできないこと
独自のレイアウト
Appsheetは基本的に決まったテンプレートやレイアウトに沿って開発を行います。
そのため、独自にカスタマイズをしたデザインの実装は行えません。
凝ったアニメーション
Appsheetはデザインのカスタマイズ性が高いツールではないため、凝ったアニメーションを表示したい場合などは、他のツールを使用するといいでしょう。
【開発面】AppSheetでできないこと
日本語での開発
開発画面の言語は基本的に英語となります!
Web上の翻訳で日本語に切り替えることは出来ますが、英語に苦手意識のある方は少し手間取るかもしれません、、
本格的なバージョン管理
gitのようなバージョン管理を行うことは出来ません。
あくまでも小規模開発向けのツールということを理解しておくといいでしょう!
複数人での同時開発
ブランチを分けることなどが出来ないため、複数名で同じ画面を編集する際などは注意が必要です!
複数名で操作自体は行えますが、更新を行う際に支障が出る可能性があるので、基本的には1名づつで開発を行うことがおすすめです!
AppSheetでは開発を避けるべきアプリ例
一般消費者向けに公開するアプリ
AppsheetはUIを自由にカスタマイズすることが出来ず、機能も限定的なので一般消費者向けに広く公開はするアプリはあまりおすすめできません。
一方でプロトタイプとしての利用や、社内で特定の用途として利用をするシステムなどには非常に向いています!
一定以上複雑な業務システム
シンプルなシステム開発の場合は、「コスト」、「開発期間」の観点からAppsheetはおすすめですが、複雑な開発には向いていません。
Appsheetでの開発を検討する場合は、開発内容の規模や複雑性がAppsheetでの開発に適しているか?は事前に開発会社に相談をしてみるといいでしょう!
リアルタイムで高度な処理が必要なアプリ
AppsheetはWeb利用をメインとした開発向けのツールで、データの処理速度に強みを持つツールではないので、リアルタイム性が重要な開発を行いたい場合には他のツールを検討してみるといいでしょう!
AppSheetでは対応できない時の対策
他のノーコードツールで開発する
Appsheetでは機能が足りないが、予算や期間を抑えて開発をしたい。という場合には、他のノーコードツールを検討してみるのがおすすめです!
Appsheetと同じく、Web開発に向いているツールとしては「Bubble」というものがあります。
Appsheetよりも、拡張性や機能性が高く、ある程度の複雑な機能であれば開発が可能です。
またデザインも自由に実装できるので、機能性の高い開発をノーコードで行いた場合は検討をしてみてください!
フルスクラッチで開発する
ある程度予算や期間を潤沢に用意できる場合は、スクラッチ開発を行うといいでしょう!
費用や期間はノーコード開発に比べると大幅に上がりますが、開発力さえあれば完全に自由に開発を行うことが出来ます!
また最初はノーコードで開発をして、ゆくゆくスクラッチ開発に切り替えていくのもおすすめです!