Adaloでできないこと!機能・デザイン・開発面それぞれで解説

こんにちは!EPICs株式会社です!
ノーコードツールAdaloは、プログラミングスキルが不要で開発未経験の方でも手軽にアプリを開発できるツールです。特に、モバイルアプリの開発に適しており、開発画面もシンプルで直感的な操作のみでアプリを作成できます。
しかし、シンプルな操作性な分、Adaloは制限が多く、苦手なことや対応できない機能もあります。
本記事では、Adaloで「できないこと」にフォーカスして「機能面」「デザイン面」「開発面」に分けて詳しく解説します。
【機能面】Adaloでできないこと
Adaloは、アプリを開発できるノーコードツールで、特にモバイルアプリの開発に適したツールです。
直感的な操作でアプリを開発することができるツールですが、シンプルなツールのため機能やデザインなど制限が多いです。
下記にて、Adaloのできないことを「機能面」から説明します。
ウィジェットなどスマホ機能のフル活用
Adaloはスマホアプリの開発に向いているノーコードツールですが、スマホのホーム画面にアプリの情報を表示させるといったウィジェット機能など、スマホに搭載されている機能をすべて活用することは難しいです。
そのため、開発を検討しているアプリでスマホの機能を活用したい場合は、その機能をAdaloで開発したアプリで活用できるのか確認が必要です。
ゲームのようなリアルタイム処理
Adaloでは、ゲームで利用されるリアルタイムでのデータ処理の機能を実装することができません。
オンラインゲームのようなユーザーの状態やデータをリアルタイムで取得するには、、データを高速で更新する必要があります。
Adaloでは、データをリアルタイムで処理することが難しいため、オンラインゲームのようなリアルタイムでのデータ処理が必要なアプリは開発できません。
3Dモデルの描写
Adaloでは、3Dキャラクターやオブジェクトの描写などのような3Dモデルを、アプリ内に表示・操作することはできません。
これらのような3Dモデルをアプリ内に表示させる場合は、3Dの描写が可能なツールを利用する必要があります。
複雑なロジックの実装
Adaloは、シンプルな操作性でアプリを開発することができる分、複雑なロジックを含む実装の対応は難しいです。
Adaloでの開発が向いているアプリはシンプル機能を実装したアプリのため、複雑なロジックが必要な機能の実装をしたい場合は、複雑なアプリ開発ができるBubbleやFlutterFlowといったノーコードツールでの開発を検討しましょう。
大規模なデータ処理
Adaloはデータベース機能を持っていますが、大量のデータを扱うのは得意ではありません。
例えば、Googleスプレッドシートといったデータベースを使用した場合も、1万行を超えるとデータ処理が厳しくなってくることや、画像や動画といった情報が入ってくると、処理に時間がかかりアプリが重くなってしまうといったことが発生します。
一部のAPIの取り扱い
Adaloは、外部のAPIと連携することが可能ですが、一部のAPIとの連携は対応が難しい場合があります。
例えば、多くのデータ階層を持つJSONといったAPIは、データの階層が深い分、データ量が多くなることや処理が複雑なもののため、対応が難しくなります。
【デザイン・サウンド面】Adaloでできないこと
次に、デザイン面とサウンド面からAdaloでできないことを解説します。
PC画面向けの最適化
Adaloは、モバイルアプリの開発に向いているノーコードツールです。
そのため、PC画面向けのデザインの最適化には限界があります。
Adaloでもレスポンシブは可能ですが、モバイル用、PC用、タブレット用のようにパターンで設定する形のみとなっています。
Bubbleなどのように、ピクセル単位での調整はAdaloでは対応できません。
完全なフリーレイアウト
Adaloは、デザインのレイアウトに制限があります。
Adaloでは事前に構成されたアプリの要素を利用するため、決まった位置にパールを配置する形となります。
そのため、自由にパーツを動かして配置をするといった柔軟さはなく、制約がある中でデザインを作る必要があります。
BGMや効果音の再生
Adaloでは、基本的にBGMや効果音の再生は、実装の難しい機能となります。
ただAdaloでは、動画や音声を実装方法を入れていくこと自体は可能なため、開発方法を工夫すればBGMや効果音の再生が可能になるかもしれません。
「受託開発サービス概要」が同梱されたお役立ち資料セット

【開発面】Adaloでできないこと
Adaloは、開発面においてもできないことがあります。
開発面でできないことは下記となります。
開発画面での日本語の使用
Adaloの開発画面は基本的に英語表記になっており、日本語の使用が制限されています。
UI要素の名前やメニューなど、Adaloの開発画面では英語表記のみです。
そのため英語に苦手意識がある場合は、開発時に少し扱いにくいところがあるかもしれません。
Googlechromeにある翻訳機能は使用できますので、うまく翻訳機能を使いながら開発を行いましょう。
日本語でのエラー表示・サポート
Adaloのエラーメッセージの表示や公式サポートも基本的に英語対応となっています。
開発時にサポートが必要な場合英語での対応となるため、日本語でのサポートが必要な場合は、Adaloの開発方法について発信している情報や開発会社へ問い合わせるなど対応しましょう。
Adaloでできないことを実装する方法
上記で解説したように、Adaloでは機能やデザインなどに制約があるため、開発するアプリの内容によってはAdaloでは難しい場合があります。
Adaloでは難しい機能やデザインを実装したい場合は、下記の方法で実装しましょう。
他のノーコードツールを選ぶ
アプリの開発がAdaloでは対応が難しかった場合、他のノーコードツールを選びましょう。
ノーコードツールはいくつかありますが、中でもBubbleの選択をおすすめします。
Bubbleは非常に柔軟性が高く、ほとんどのアプリ開発が可能なツールです。Adaloでは対応が難しい機能やデザインの実装も、Bubbleであればほとんどの対応可能なため、Bubbleの利用を検討しましょう。
FlutterFlowなどローコードツールで開発する
複雑で高度な機能を実装したいとき、FlutterFlowなどのローコードツールの利用も検討しましょう。
FlutterFlowなどローコードツールは、コーディングでの開発が可能なツールです。
そのためより複雑で高度な機能の実装を実現できます。
ただ、FlutterFlowなどローコードツールは一定のプログラミングスキルが必要となりますので、他のノーコードツールに比べるとやや開発が難しい点がありますので、注意が必要です。
開発する機能を絞る
Adaloの制限を理解したうえで、必要な機能を絞り開発することも検討しましょう。
他のツールを利用して開発することで開発コストがかさむ場合があります。
当初の想定より開発に費用がかかってしまうこともありますので、本当にアプリに必要な機能は何かを精査し、開発機能を絞ったうえでAdaloで開発することも検討してください。
途中でできない機能が判明したときの対処法
Adaloを利用していて開発ができない機能が判明したときは、その機能をAdalo内で応用させて開発することは難しいです。
Adaloでは、ほかのツールに情報を引き継ぐことが難しいため、Adaloで開発を続ける場合は実装できない機能の設計の代替案を考える必要があります。
Adaloは、シンプルな操作性から手軽にアプリを開発することができる分実装できる機能に限界があるため、開発中に実装ができない機能が判明したら、Adaloで実装可能な違う機能を考えましょう。
-
facebookで
シェアする -
Xで
シェアする -
LINEで
送る -
URLをコピーしました!
1からの開発も、途中からの開発も、お気軽にEPICsにご相談ください!