Adaloで一意な重複しないIDを発行する方法【Randomizerコンポーネント】
ノーコードツール「Adalo」で一意な重複しないIDを発行する方法を紹介します。
プラグイン「Randomizer」のコンポーネントを活用すれば実装可能です。
使い所としては発行したIDを招待コード(紹介コード)として利用し、新規登録する際に招待コード入力欄を設け、サインアップしてもらったら任意の特典を該当ユーザーに付与するといったものが挙げられます。
Adaloで友達招待キャンペーンを実装する際に使えるTipsなので、Adalo開発者の作業の一助になれば幸いです!
実装イメージ
マイページの「コードを取得する」ボタンを押すと、自分のUUIDが生成されて表示されます。
UUID(コード)発行にはRandomizerコンポーネントを使います。
Adaloで一意な重複しないコードを発行する手順
以下の手順で実装します。
- Randomizerをインストールする
- UserコレクションにText型でIDを保存するフィールドを作成する
- 「コードを取得する」ボタンを設置する
- 遷移先画面にRandomizerコンポーネントを設置する
- Randomizerコンポーネントのアクションを設定する
Randomizerをインストールする
Marketplaceで「Randomizer」を検索してインストールしましょう。
Randomizerの概要は以下のとおり。
This component generates the following random values: a number, a date, a uuid and a 6 digit code. Can be used for unique ids, registration code generation, etc.
Randomizer公式から引用
このコンポーネントは以下のランダムな値を生成します:数字、日付、uuid、6桁のコード。ユニークIDや登録コードの生成などに使用できます。
ランダムな値を生成してくれる超便利なコンポーネントです!筆者は一意な重複しない値を生成したかったのでuuid(universally unique identifier)を生成してもらいました。
UserコレクションにText型でIDを保存するフィールドを作成する
今回は冒頭でも述べた活用法(友達招待キャンペーン)を想定しているので、UserコレクションにText型でuuidを保存するフィールドを作成します。
サンプルではcodeという名前で作成しています。invitation_codeや、coupon_codeといった命名でも良いでしょう。
「コードを取得する」ボタンを設置する
ユーザーのマイページなどに「招待コードを取得する」「紹介コードを取得する」といった文言でコード(UUID)を取得する画面へ遷移するボタンを設置します。
遷移先画面にRandomizerコンポーネントを設置する
遷移先のスクリーンは、User Codeなどの名前で作成し、ここにユーザーの一意な重複しないコードを表示させます。この画面でコードを生成するために、Randomizerコンポーネントを適当な位置に設置しましょう。
Randomizerコンポーネントで生成したコードを表示させるためにTextコンポーネントを添付のように設置すれば準備万端です。
Randomizerコンポーネントのアクションを設定する
最後に、Randomizerコンポーネントのアクションを設定します。
Update Logged in Userで、UserのcodeにRandomizerのUUIDをセットします。
このアクションは最初の1回だけ実行して、2回目以降は処理しないようにしたいので、アクションのADVANCED設定でSometimesを選び、Logged in User > code Is equal to Empty
と設定します。