【国内/海外網羅】ノーコードGlideの開発事例16選|向いているアプリも解説
こんにちは!EPICs合同会社です!
- Glide開発の開発期間は?
- Glideで開発すると、どの程度の費用がかかるの?
- 実際、どんなアプリが開発できるの?
- Glideで開発したアプリのクオリティは?
ノーコードツールであるGlideを使用したアプリ開発について、上記にような疑問を抱いている人は多いかと思います。
今回はそのような疑問を解決するべく、
- Glideの国内開発事例8選
- Glideの海外開発事例8選
- Glideで開発できるアプリ/できないアプリ
- Glideでノーコード開発を行うメリット/デメリット
について解説していきます。
この記事を読むだけでも、「Glide開発にかかる時間や費用」「実際のアプリの完成度がどの程度になるのか」といった疑問を解決することができるかと思います。
なお、以下の記事でもノーコードツールで作られたアプリ・システムの事例を詳しく解説しています。ぜひ合わせてチェックしてみてください。
→ ノーコードで作られたアプリの成功事例44選【タイプ別に紹介】
→ 【タイプ別に網羅】ノーコードBubbleの開発事例40選!
→【開発事例10選】ノーコードAdaloで作られたマッチングアプリまとめ
Glideの開発事例8選(国内編)
Glideは、スクラッチに比べ短期間、低価格でアプリやシステムの開発ができるノーコードツールの一つです。
まずは、日本国内でGlideを使用して開発された8つのアプリ事例を紹介していきます!
1. 明治大学の情報共有アプリ「Mei-Mei」
「Mei-Mei」は、明治大学生のための情報共有アプリです。
大学内のイベントやサークル、ゼミの情報、学事日程、周辺の飲食店情報、ニュースなど、学生生活に密に関わる様々な情報を提供しています!
開発者は19歳の明治大学生で、プログラミングの知識なしで、わずか2週間でアプリをリリースを実現しました。
Glideがいかに直感的で、迅速にアプリ開発をできるかを示す成功事例と言えるでしょう!
2. GAS連携アプリ「図書管理アプリ」
図書管理アプリは、Googleスプレッドシートに登録されている書籍の情報を読み込み、画面に表示するアプリです!
特に便利な機能の一つに、書籍に振られている「ISBN」番号を入力することで、自動的に図書情報を引用して表示するというものがあります!
さらに、Glideの特徴の一つであるスプレッドシートとの連携機能を使い、Google Apps Script(GAS)と組み合わせることで、本情報の読み込みを自動化しています!
3. テイクアウトMAPアプリ「いなぎお弁当マップ」
「いなぎお弁当マップ」は、東京都稲城市周辺のテイクアウト可能な飲食店を集めたアプリです。
簡単に近くのテイクアウト店を探すことができ、加えて、飲食店の検索と登録が可能で、新着情報や特定のお店のケーキ屋情報もチェックできます。
大きなポイントは、Glideを使用してわずか1日でアプリが開発されたことです!Glideの使いやすさと効率性が高いことがわかる事例の一つです!
4. 瀬谷区公園マップ
「瀬谷区公園マップ」は、神奈川県横浜市瀬谷区にある公園の情報をまとめたアプリです。
公園がマップ上またはリスト形式で一覧表示され、それぞれの公園の住所、面積、設備などの詳細情報を見ることができます!
開発に慣れていない方が、「低コストでかつ迅速に情報提供を行うアプリをつくりたい!」というときにGlideのシンプルな操作や簡単なデータ更新機能は非常に役立つでしょう!
5. 仙台市の避難場所MAP
「仙台市の避難所MAP」は、災害発生時に必要な仙台市内の避難所情報を提供するアプリです。
このアプリでは、避難所の位置、利用可能なトイレの場所、炊き出しの種類、必要な物資のリクエストなど、災害時に役立つ情報を確認できます!
リアルタイムで更新される災害ニュースもアプリ内で見ることができるため、必要な情報を迅速に得られます!
低コストで迅速に開発できるGlideだからこそ、緊急性の要求される災害対応などの分野でも非常に有効に利用できます!
6. 中央大学サークル比較アプリ「中央大学サークルくらべ〜る」
「中央大学サークルくらべ〜る」は、中央大学のサークル活動を一覧で確認し比較できるアプリです!
このアプリでは、各サークルの名前、人数、男女比、活動頻度、活動場所などの情報を提供しており、学生が自分に合ったサークルを見つけやすくなっています。さらに、中央大学のイベント情報や最新ニュースもアクセス可能です!
「Mei-Mei」と同様に、大学生によって開発された事例で、複雑なコーティング知識がなくても、比較的容易に開発をすることができます!
7. レストラン情報まとめアプリ「まいどるグルメコンシェルジュ」
「まいどるグルメコンシェルジュ」は、レストラン情報を個人がまとめて共有できるアプリです!
ユーザーは「地図」「リスト」「キーワード」の各方法からレストランを検索し、お気に入りの店舗を登録することができます。
さらに、ユーザーはアプリの運営者である「まいどる」に直接メッセージを送る機能や、寄付を行う機能も備えています。
8. ミライのキオク
「ミライのキオク」は、位置情報を活用して、過去と現在の生駒市の風景を比較できるアプリです。
ユーザーは特定の地点で撮影された古い写真と、その場所で現在撮影した写真を重ね合わせて表示することができます。
Glideの開発事例8選(海外編)
次に、海外でのGlideを用いたアプリ開発事例を8つ紹介していきます!
1. インフルエンサーのためのSNSアプリ「Podz」
「Podz」は、ビューティ、フィットネス、グルメなど多岐にわたる分野のインフルエンサーたちが、幅広い趣味を持つユーザーに向けてコンテンツを発信するSNSアプリです。
Glideの使いやすさから、多忙なインフルエンサーでも簡単に自分のプロフィールを管理し、コンテンツを効果的に配信することを可能にしました!
お気に入りのインフルエンサーの新しい投稿をリアルタイムでチェックでき、コメントやシェアを通じて直接コミュニケーションを取ることもできます!
参考:Glide App Examples: Admirable No-Code Startups Built with Glide (shno.co)
2. 野球選手のリクルートアプリ「First Look」
「First Look」は、若い野球選手のスキルと成績を追跡し、スカウトするためのリクルートアプリです。
選手の走力や打率、投球数などのプレーの指標を継続的に更新し、スカウトやコーチが選手を評価できるプラットフォームになります。
3. セキュリティ向け仕事依頼アプリ「DETAIL Secure」
「DETAIL Secure」は、警備員やエージェントにセキュリティの依頼を行うことができるアプリです。
イベント情報、日時、住所を入力し、地図上またはリスト形式で仕事の条件にマッチする警備員を見つけることができます。
黒を基調としたスタイリッシュなデザインで、サービスの世界観がわかりやすく表現されていますね!
シンプルでユーザーも非常に使いやすいアプリになっています!
参考:Glide App Examples: Admirable No-Code Startups Built with Glide (shno.co)
4. ウェディング業者探しアプリ「Africa Ever After」
「Africa Ever After」は、アフリカ各地のウェディング業者を簡単に探せるアプリです。
マップ機能を活用した業者の位置を表示や、メール通知機能により、業者と直接連絡を取ることができます。
開発期間は約1か月という短期間で完成し、PCだけでなくモバイルにも対応しています!
5. ワインのバーチャル体験アプリ「Telesomm」
「Telesomm」は、バーチャル環境でワインの体験を提供するアプリです。
お気に入りのソムリエを選び、予約・購入してオンラインでワインテイスティングを楽しむことができます。
また、自宅で専門家から直接ワインについて学ぶこともできます!
6. 10代向けメンタルヘルス改善アプリ「Emotional Resilience」
「Emotional Resilience」は、10代の若者たちを対象にしたメンタルヘルス向上を支援するアプリです。
動画コンテンツを中心として、自分の感情を記録し、自己啓発のための具体的な活動に参加することができます。
動画コンテンツと基本的な機能のみの実装ですが、そのシンプルさが若者の継続的な利用を促しています。
7. 美容院オンライン予約アプリ「Napps」
「Napps」は、イギリスに住むアフリカ系アメリカ人専用の美容院予約アプリです。
容易に美容院を探し、オンラインで直接予約が可能です。
美容院側では、サービスの掲載やスケジュールの管理などが行えるため、運営を効率的に行うことができます。
参考:Glide App Examples: Admirable No-Code Startups Built with Glide (shno.co)
8. ペットの治療ガイドアプリ「Surgery Sam」
「Surgery Sam」は、ペットの手術後の治癒プロセスをサポートするアプリです。
手術後の注意事項、必要なケア手順、動画ガイドなどを通じて、飼い主に役立つ情報を提供しています!
専門的なアプリを短期間で開発することが示されている成功事例の一つです!
Glideで開発できるアプリ/開発できないアプリ
続いて、Glideで開発できるアプリ、開発できない/おすすめしないアプリについて説明していきます!
目的に応じて、最適なノーコードツールを選びましょう!
ノーコードツールのGlide、Bubble、Adaloにはどのような違いがあるのか以下に開発できるアプリの特徴をまとめました!
ノーコードツール | Webアプリ | ネイティブアプリ | レスポンシブデザイン | Excel・スプレッドシートでの開発 |
---|---|---|---|---|
Glide | 〇 | × | × | 〇 |
Adalo | 〇 | 〇 | × | × |
Bubble | 〇 | △ (外部サービス利用で可能) | 〇 | × |
Glideで開発できるアプリ
Glide AppとGlide Pages
Glideには二つの形式のアプリがあります。「Glide App」は主にモバイル向けにアプリを作成でき、一方で「Glide Pages」はデスクトップなどの、幅広く利用可能なウェブページ形式のアプリを開発できます。
異なるプラットフォームに対応したアプリを一つのツールで開発することができます。
対応可能なアプリケーションの種類
Glideを用いることで、以下のような様々なタイプのアプリが開発可能です!
- 予定表やTODOリスト
- ブックノートや店舗情報の提供
- ガイドブックやイベントスケジューリング
- 友達やチームメイト、従業員の情報管理
- 注文や支払いを管理するアプリ
- ポッドキャストの配信アプリ
テンプレートとして用意されているため、誰でも直感的に様々なアプリに挑戦することができます!
Glideで開発できない/オススメできないアプリ
続いてGlideを使用した開発でお勧めできないアプリについて説明していきます!
以下のようなケースではGlideの使用は推奨されません。
ネイティブアプリの開発
Glideで作成されたアプリは、プログレッシブウェブアプリケーション(PWA)であり、ネイティブアプリはできません。
そのため、App StoreやGoogle Playで公開するためのネイティブアプリの開発には向いていません。ネイティブアプリを開発したい場合はAdaloなどの他のノーコード開発ツールを考えてみてもよいでしょう!
大規模なデータの管理や高度なカスタマイズが必要なアプリ
Glideは基本的にGoogleスプレッドシートやExcelといったシンプルなデータソースを利用しますが、これらのツールはデータ量が増えるとパフォーマンスが低下することがあります。
また、細かなカスタマイズや特定の機能を導入する場合、制限があるので注意が必要になります!
Glideでノーコード開発を行うメリット
ここまで、Glideの開発事例や開発できるアプリの種類と通してGlideについて理解が深まったでしょうか?
改めてここで、Glideを使用するメリットについてみていきましょう!
- 操作が簡単
- コストが低い
操作が簡単
Glideは非常に直感的に操作が可能で、プログラミングの知識がない人でも、アプリを学びやすいツールです。
また、スプレッドシート上のデータを利用することで、既存のデータを活用しやすく、開発プロセスを円滑にに進めることができます!
コストが低い
Glideには無料プランを含む複数の料金プランがありますが、そのどれもが比較的低コストです!
基本的なプランであっても十分な機能を利用でき、小規模開発には充分利用することができます!
特に予算に限りがある開発において大きなメリットとなるでしょう!
Glideでノーコード開発を行うデメリット
続いてデメリットも整理していきましょう!
- 複雑な開発が難しい
- 高品質なアプリ開発が難しい
複雑な開発が難しい
Glideは基本的にドラッグアンドドロップなどの操作通じてアプリを開発しますが、複雑な機能やや高度なアルゴリズムの実装には向いていません。
特定の機能を完全にカスタマイズする場合や、非常に独自性の高いアプリを開発する際には、他のノーコードツールやプログラミング言語を用いた開発が必要となることがあります。
高品質なアプリ作成が難しい
Glideで作成されたアプリは、基本的にはスタイリッシュで使いやすいものですが、デザインのカスタマイズには限界があります。
高度なデザイン要素や複雑なアプリ画面を実装したい場合は、Glideでは対応しきれないことがあります。
メリットがある一方で、デメリットもあるので、制約を理解し、適切に他のツールと比較しながら、利用することが重要になります!
Glideによるノーコード開発がオススメな人
続いて、Glideを最大限に活用できるおすすめしたい条件の人を見ていきましょう!
あてはまっていたら、ぜひ検討してみてください!
開発費や開発期間を抑えてMVPやモックアップを作りたい人
市場に迅速に参入したい、またビジネスを始めたばかりの人など、開発予算や時間が限られている場合、Glideを利用した開発は非常におすすめです!
迅速にアプリを市場に投入できるため、ビジネスの機会を素早く捉えることができます!
簡易的な社内向けアプリを開発したい人
「社内での情報共有や業務効率化を図りたい」という場合Glideを利用すると、手軽にアプリを開発することができます!
例えば、従業員のスケジュール管理や、在庫管理など、日常的なデータの整理と共有に役立ちます!
他のノーコードツールを選ぶべき人
一方で、以下のようなニーズを持つ人は、Glide以外のノーコードツールを検討したほうが良いかもしれません。
中規模から大規模なアプリを開発したい人
高度な機能やデータの処理が必要なアプリを計画している場合、Bubbleような他のノーコードツールが適しています。
Glideでは機能が限られているので、他のノーコードツールの活用を検討してみてもいいかもしれません。
外部APIとの連携や柔軟なカスタマイズが必要な人
外部サービスとの連携や、高度なカスタマイズを求める場合、Glideの提供する機能だけでは不十分なことがあります。
より柔軟なカスタマイズオプションを提供するツールの選択が重要です。
ノーコードツールGlideについての記事は以上になります!他のノーコードツールと比較しながら、Glideの良さを活かし、効果的な開発につなげていただけたら幸いです!
以下の記事では事例でも紹介したSNSアプリの開発に関してまとめています!合わせてチェックしてみてください!
→インスタやツイッターみたいなSNSアプリの作り方|低予算で開発するには?
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