FlutterFlowでできないことや弱点は?機能面・デザイン面で解説

著者:大熊滉希
ノーコード特化のアプリ/システム開発事業を展開するEPICsの代表。
前職にて新規事業コンサルティングを行う企業で役員を歴任した後、
最小の経営資源で開発を行えるノーコードに可能性を感じEPICsを創業。

運営会社:EPICs株式会社
日本最大級の開発実績を誇るノーコード特化のアプリ/システム開発会社。
最安30万円・最短2週間から、BubbleやAdaloなど多様なツールの中からニーズに合わせた最適な開発を提案・実施している。Adalo公認エキスパートも在籍。

こんにちは!EPICs株式会社です!

FlutterFlowは、プログラミングの知識がなくても手軽にアプリを作れるノーコードツールです。

機能も豊富で、開発の柔軟性に優れており、短期間かつ低コストでアプリを開発することができる点が大きな魅力です。

しかし、実装したい機能やデザイン等によっては、FlutterFlowでは対応が難しいケースがいくつかあります。

この記事では、FlutterFlowではできないことを「機能面」と「デザイン面」という2つの点から解説し、FlutterFlowではできない場合はどうしたらよいのかをお伝えします!

目次
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    FluttrFlowではほとんどの開発が可能

    FlutterFlowは、多くのアプリ開発ニーズに対応できる優れたノーコードツールです。

    一般的な機能を備えたWebアプリやネイティブアプリを、専門的なプログラミングスキルなしで開発できます。

    また、豊富なテンプレートによる開発の効率化や一部コーディングを使用した開発など柔軟な対応が可能です。

    また外部ツールと連携することで、さらに開発の幅を広げることが可能になるため、FluttrFlowではほとんどの開発が可能となっています。

    このように、FlutterFlowは多機能かつ柔軟性に優れたノーコードツールで、効率よく低コストで高品質なアプリを作りたい方にとって非常におすすめのツールです。

    【機能面】FlutterFlowでできないこと

    FlutterFlowは、様々な機能の実装が可能で開発に柔軟に対応することができ、ほとんどの開発が可能なノーコードツールですが、すべての開発に向いているというわけではありません。

    「機能面」におけるFlutterFlowでできないことは、主に下記の内容となります。

    機械学習やAIの直接組み込み

    FlutterFlowでは、高度な機械学習AIを直接組み込んだ開発は難しいです。

    たとえば、ユーザーの行動に基づき商品をピックアップしておすすめする機能や、AIを活用したリアルタイムの画像の認識といった高度な機能は、標準機能としてFlutterFlowでは提供されていません。

    ただChatGPTなどのAPI提供がされているものは、外部サービスと連携することでこれらの機能を利用することは可能となっていますので、AI機能を利用したい場合は、API連携を行いましょう。

    リアルタイム通信

    FlutterFlowでは、リアルタイム性が求められるオンライン対戦ゲームの開発は難しく、向いていません。

    たとえば、プレイヤー同士が同時に動いたり、数値の変化やタイミングが勝敗に直結するゲームでは、サーバーの高速なデータ処理と通信の安定性が求められます。こうしたリアルタイム性を実現するには、専用のシステムが必要となるため、FlutterFlowの標準機能では対応が難しい機能となります。

    【デザイン面】FlutterFlowでできないこと

    次に「デザイン面」でFlutterFlowではできないことを解説します。

    下記が、FlutterFlowでデザイン面において対応が難しいこととなります。

    高度なカスタムアニメーション

    FlutterFlowでは、完全にオリジナルで細かく設定した高度なカスタムアニメーションを作る場合、機能に限界があります。

    FlutterFlowは、標準的なアニメーション機能を利用することが可能ですが、ユーザーの操作に応じて特定の動きをするよう細かくデザインするような高度なカスタムアニメーションの作成には向いていません。

    デザインのフルカスタマイズ

    FlutterFlowでは、マスクを使った処理やIllustratorで行うような複雑なグラデーションといった高度なデザインのカスタマイズは難しいです。

    ピクセル単位でのデザイン調整はFlutterFlowでも可能のため、ある程度細かいデザインの修正は行うことができます。

    しかし、細かい影をつけることや複雑な図形の加工、イラストのようなデザインを自由に作成するといったなどのカスタマイズは、FlutterFlowの標準機能では対応できないため、カスタムコードの追加等が必要となります。

    多言語対応

    FlutterFlowでは大まかな多言語対応は可能ではありますが、細かい部分などすべての部分を多言語対応させることは難しいです。

    例えば、スマートフォンで動画を表示した時の「再生速度」「10秒スキップ」といった細かい項目名までは多言語対応することができません。

    FlutterFlowの標準機能では対応が難しいですが、外部ツールを使用することで多言語対応が可能となる幅を広げることができるケースもあります。
    この場合は外部ツールとの連携が必要な点と、外部ツールの使用により必ずしも対応が可能になるというわけではないため、注意が必要です。

    FlutterFlowでは実現できない場合はどうすれば?

    FlutterFlowは、機能が豊富で柔軟性に優れたノーコードツールですが、上記のように実現が難しいケースがあります。

    下記では、FlutterFlowでは実現できない場合はどのように対応すべきかを解説します。

    他のノーコードツールを試す

    もしFlutterFlowで希望の機能を実現するのが難しい場合、他のノーコードツールを活用しましょう。

    FlutterFlowでは対応が難しい機能の実装は、BubbleやAdaloといったほかのノーコードツールが適している場合もあります。

    それぞれのツールの特徴を理解し最適なツールを選択することで、開発効率を向上させ、よりイメージに近い開発を行うことができます。

    途中からスクラッチ開発に移行する

    どうしてもノーコードツールでは対応しきれない場合、途中からスクラッチ開発に移行して対応することも検討しましょう。

    開発の初期段階ではノーコードツールを活用して、コストを抑えつつ素早くプロトタイプを作成し、その後スクラッチ開発に移行することで、ノーコードツールの開発速度や低コストといったメリットを受けつつ、スクラッチ開発で自分の希望する機能の実装をすることができます。

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