MVP開発の成功ポイントを開発会社が徹底解説!開発の流れや気を付けるべき点

著者:大熊滉希
ノーコード特化のアプリ/システム開発事業を展開するEPICsの代表。
前職にて新規事業コンサルティングを行う企業で役員を歴任した後、
最小の経営資源で開発を行えるノーコードに可能性を感じEPICsを創業。

運営会社:EPICs株式会社
日本最大級の開発実績を誇るノーコード特化のアプリ/システム開発会社。
最安30万円・最短2週間から、BubbleやAdaloなど多様なツールの中からニーズに合わせた最適な開発を提案・実施している。Adalo公認エキスパートも在籍。

こんにちは!EPICs株式会社です!

新規ビジネスやスタートアップでは、限られたリソースで早期にプロダクトを開発し、フィードバックを得て市場のニーズにあった商品を早く提供することが成功の鍵となります。

少ないリソースでプロジェクト成功を導くにはMVP(Minimum Viable Product)開発が最適です!

本記事では、「MVPとはなにか」「MVPを開発すべき理由」「開発の流れとポイント」について解説し、効率的にプロダクトを成長させるための方法を紹介します。

プロジェクト成功にはMVPの開発が重要となりますので、ぜひ参考ください!

目次
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MVPとは最低限の機能を実装した製品

MVP(Minimum Viable Product)とは?

製品サービスを顧客の課題を最低限解決することができる状態でユーザーに提供するプロダクトです

提供後のフィードバックから製品の方向性や改善点を早期に確認することができ、そのフィードバックをもとに製品の見直しを行います。

MVPを開発することにより無駄な開発コストを削減し、ビジネスリスクを抑えながら、より顧客のニーズにあった製品を早く開発することが可能です。そのためMVPの作成は多くの企業に採用されています!

MVPを開発すべき主な理由

MVPを開発すべき主な理由は、以下の通りです。

ニーズを早期検証しリスクを低減できる

MVPを早く市場に投入することで、提供する製品やサービスのニーズを市場で早期に検証ができます!

大規模なリソースを投入する前にMVPを投入することで、ユーザーからフィードバックを得られます。

そのフィードバックをもとに本格的に開発を進めることでよりユーザーのニーズに合ったプロダクトの開発が可能になることや開発におけるリスクや不要なコストを抑えることができます。

市場に早期参入し先行者利益を得られる

MVPを早く市場へ投入することで、競合他社に先駆けてユーザーの関心を引きつけることが可能になります!

市場にいち早く参入して競合他社よりも先にユーザーの関心を引くことができれば、製品の認知度が上がり市場シェアを獲得しやすくなります。

また市場の先行者として準備できれば、他社がまだプロダクトの開発段階である間に自社は顧客のフィードバックを基に製品の改善ができ、顧客から信頼を得られるチャンスを獲得できるなど先行者利益を得ることができます。

フィードバックにより製品を改善できる

MVPを市場に投入することで、実際のユーザーから直接フィードバックを得ることができます!

実際のユーザーからフィードバックを収集することで、製品がユーザーのニーズに応えたものか、改善点がどこにあるかを明確に知ることができます。

集めた情報をもとに、製品の機能を改善・拡張することで、品質の向上やニーズに合った開発が可能になります。

また、ユーザーの意見を製品に反映させることで、顧客満足度を高め、リピーターやレビューによる新規顧客の獲得にもつながります。

資金調達がしやすくなる

実際に動くMVPを持つことで、投資家に具体的な情報を伝えることが可能になり資金調達につなげることができます!

MVPを作ることにより実際のフィードバックデータや市場での具体的な反応を集められ、より投資家の信頼獲得につながります。

また市場での具体的な成果を示すことで、ビジネスモデル実現の可能性を明確に伝えることが可能となり、低リスクな資金調達をしやすくなります!

収益化を早められる

MVPを市場に早期投入することで、製品やサービスが実際のユーザーに使われ、早い段階で収益を得ることが可能になります!

これによりビジネスのキャッシュフローが改善され、追加の開発やマーケティングなどに再投資ができます。

特に資金繰りが重要なスタートアップ企業にとって早期の収益化は事業の安定性を高め、持続的な成長の基盤となります。

MVP開発の流れ

1. MVP開発の目的・仮説を整理する

MVP開発においてまず最初に行うべきことは、プロジェクトの目的を明確にし、検証すべき仮説を整理することです。

MVPは、最小限の機能を持った製品を早期にリリースし、ユーザーからのフィードバックを得て改善を繰り返すプロダクトです。そのため、開発の目的を「何を証明したいか」「どのような価値を提供するか」といった形で具体化し、仮説を検証するための基盤を作ることが重要です。

ここでの目的・仮説の整理が不十分だと、MVPを作成した後の改善の方向性が曖昧になり、無駄な開発が発生する可能性が高くなります。

開発の目的・仮説の整理は必ず最初に行いましょう!

2. MVPに搭載する最低限の機能を決める

開発の目的・仮説の整理ができたら、MVPに求める最低限の機能を決めます。

MVPはあくまで「最低限の機能を持つ製品」であるため、すべての機能を詰め込むのではなく、仮説を検証するために必要な機能にフォーカスすることが重要です。この段階では、プロダクトの方向性やターゲットユーザーのニーズに基づき、どの機能が必須で、どの機能が後回しでよいかを精査します。

優先順位を決めるためには、仮説に基づく重要なユーザーフローを考慮し、その流れを実現するために最低限必要なものに注力することがポイントです!

3. MVPを作成する

機能が確定したら、次は実際にMVPを作成します。

MVPの作成は、通常のプロダクト開発よりも早く効率的に行われることが求められます。ここでは、シンプルに使いやすいものを目指し、最低限の設計で開発を進め、時間をかけずにリリースできるようにすることが重要です。

また、MVP開発においては、技術的な完成度を重視するよりも、迅速な市場投入とフィードバックの収集を目的とするため、プロトタイプやベータ版として簡単に動作する形でも問題ありません。この段階で多くの機能を追加してしまうと、開発期間が長引き、MVPの本来の目的である「早期の検証」が行えなくなるので注意が必要です。

4. 検証する

MVPのリリース後は、ユーザーのフィードバックを基に仮説を検証します。

ユーザーが実際に製品をどのように利用しているか、仮説通りの反応が得られているかを確認します。ここでの検証結果が、次の開発ステップや製品の改善に大きく影響します。

検証手段としては、ユーザーインタビュー、アンケート、分析ツールを使ったデータ収集などが挙げられます。ユーザーが製品の使いやすい機能はなにか、どの機能が使いにくいのかなどを具体的に把握することで、今後の開発の方向性を定めることが可能です。

また、ユーザーの声を反映させた改善案が出ることも多いため、検証結果に基づく機能の優先度を見直し、場合によっては新たな仮説を立てる場合もあります。

5. 改善を行う

MVPの検証が終了したら、ユーザーから得たフィードバックを基に製品を改善します。

この段階では、検証結果に基づいて機能の追加・修正やデザインの改善を行います。ここで重要なのは、検証によって見つかった課題を優先的に解決しつつ、製品の完成度を高めていくことです。

改善のプロセスでは、再度仮説を立てて検証するサイクルを繰り返すことが多いため、フィードバックを反映しながら段階的に製品を進化させていきます。このアプローチを繰り返すことで、最終的にはユーザーニーズを満たした完成度の高い製品が出来上がります。

MVPの改善は、単なるバグの修正ではなく、プロダクト全体の価値を高めるための重要なプロセスとなります!

MVP開発を成功させるポイント

適切な仮説を立てる

MVP開発の成功には、最初に立てる仮説の精度が重要です。

仮説は、ユーザーの課題やニーズに基づいたものであることが求められます。そのため、まずはターゲットとなるユーザーが抱える課題を正確に把握し、それに基づいた仮説を立てる必要があります。この仮説が具体的で、検証可能な形で立てられることで、後の検証や改善をスムーズに進められます。

例えば、ユーザーがどのような機能を必要としているのか、どの部分で利便性を感じるのかを仮説化し、その検証を目指すとより効果的です。

仮説が曖昧だと、開発の焦点がずれたり検証が困難になるため、明確かつ具体的な仮説の設定が重要となります!

スモールスタートを意識する

MVP開発の基本は「スモールスタート」です。

最初から多くの機能や複雑なプロダクトを開発するのではなく、ユーザーの課題を絞り、その課題に対して最もシンプルなものを提供することが重要です。

シンプルなMVPを市場へリリース後、ユーザーのフィードバックを受けてユーザーの課題を正しく把握し、その課題に対する正しい仮説を再度立てることにより、ニーズを満たしたMVPを開発することができます。

スモールスタートを意識してフィードバックを受けながら改善していくことで、無駄な開発工数やコストを削減し、より早くニーズに合ったプロダクトを市場に投入することができます!

アジャイル開発でフィードバックの反映を早める

MVP開発においては、アジャイル開発を取り入れることがオススメです。

アジャイル開発では、「計画→設計→実装→テスト」といった開発工程を小さな単位で進めることにより仕様変更に強く、ユーザーからのフィードバックを素早く製品に反映させることが可能です。これにより、早い段階で改善の機会を見つけ、早く修正することができます。

アジャイル開発は柔軟に開発を進められるため、プロダクトを段階的に進化させ、頻繁にリリースとフィードバックを繰り返すことで、ユーザーのニーズに応じた改善が可能になります。これにより、プロダクトの質を高めながら、ユーザー満足度を向上させられます!

検証結果によっては柔軟にピボットする

MVP開発では、最初に立てた仮説が必ずしも正しいとは限りません。

そのため、最初に立てた仮説の検証結果が予想と異なった場合は、その結果に基づいて柔軟にピボットすることが重要です。最初の仮説に固執すると、無駄なリソースを費やしてしまったり正確な市場ニーズの把握ができなくなります。

検証結果によっては、最初の仮説から柔軟に方向性を変えていきましょう!

シンプルで分かりやすいUX/UIに

MVP開発では、シンプルで分かりやすいUX/UIを設計することが非常に重要です。

ユーザーが初めて製品を使用する際に、その価値をすぐに理解できるようにしなければなりません。特にMVPでは、ユーザーからのフィードバックを迅速に得るため、複雑な仕様は避けるべきです。

実務では、MVPに大量の費用や時間をかけることは少ないため、初期段階でのUX/UIは最小限のリソースでシンプルに作り上げることが一般的です。複雑なものだと、ユーザーがプロダクトの本質的な価値を判断できず、正しい評価を得られない可能性があります。

ユーザーがプロダクトの価値を正しく評価できるように、UX/UIはシンプルで分かりやすく設計することが重要です!

MVP開発でよくある失敗と対策

失敗1. 過剰に複雑にしてしまう

MVPの目的は、最小限の機能でユーザーの反応を見て、仮説を検証することです。

しかし、初期段階から必要以上に機能を組み込んでしまうことにより開発期間やコストが増大してしまい、MVPが本来の目的を見失ってしまうことがあります。

過剰に機能を複雑にしてしまうことを防ぐためには、プロダクトのコアとなる仮説をはっきりさせ、機能を整理し優先順位を明確にすることが重要です。

すべての機能を一度に実装せず、まずは最低限必要な機能でリリースをし、フィードバックをもとに段階的に追加していきましょう!

失敗2. 成功指標が欠如している

MVPをリリースしても、プロジェクトの成功指標が不明確だとMVPの正しい評価ができません。

評価基準が不明確だと、改善の方針も定まらず、開発チーム全体が混乱する原因になったり、ニーズに合ったプロダクトの開発が難しくなってしまいます。

開発したMVPを正しく評価できるよう、リリースする前に、何を基準に成功とするのかという具体的な定義を持つことが重要です。

ユーザーの登録数やフィードバック内容など定量的・定性的な指標を設定すると良いでしょう。これにより、MVPが仮説を検証できたか、次のステップに進むべきかが判断しやすくなります!

失敗3. 機能を絞りすぎてしまう

MVPは必要最低限の機能で仮説を検証するものですが、最低限にしようとするあまり機能を絞りすぎてしまうケースがあります。

ユーザーが製品を使う際に必要な最低限の機能すら不足していると、ユーザー体験が十分に提供できず、正しいフィードバックが得られなくなってしまいます。

MVPを開発する際は、機能を最小限に抑えつつも、ユーザーにとって価値がある体験が提供できるかを意識することが重要です。

MVPで提供する機能は、仮説を検証するために必要なものに限定するものの、ユーザーが最低限満足できるシンプルなUX/UIを含める必要があります。

また、ユーザーフローの設計時には、プロトタイプやベータ版を活用して、ユーザー視点で必要な機能が適切に提供されているかを確認することが有効です。

MVPを開発する際は、必要最低限の機能を実装しつつユーザーから正しいフィードバックを受けられるよう最低限の価値を提供できるかを意識しましょう!

格安・高速のMVP開発ならノーコード開発

格安・高速のMVP開発ならノーコード開発がおすすめです!

MVPを安く、早く開発するにはノーコードがオススメの主な理由は以下の通りです。

コスト削減と迅速な開発が可能

ノーコード開発は、従来の開発のようなソースコードを書かずに、アプリやウェブサービスを開発できる手法です。

これにより、開発コストを大幅に抑えられます。また、従来の開発方法に比べ開発スピードが早いことも特徴です。

MVP開発においては、仮説を早く検証することが求められるため、開発スピードの早いノーコードは最適です!

柔軟な改善が可能なノーコードツール

ノーコードツールは、MVPの段階でのフィードバックを素早く反映し、機能を柔軟に追加・変更することができます。そのためニーズに応じた改善を迅速に行うことができ、早い段階から市場に適応が可能となります。

MVPは、立てた仮説の検証やフィードバックをもとに機能の改善や追加を行うため、開発後に柔軟な対応や改善を行うことができるノーコードツールが最適です!

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