ノーコードでできない4つのこと|対策方法やローコードとの違いを徹底解説
結論、ノーコードはなんでも開発できる万能なツールではありません。従来のプログラミングに比べて「できないこと」が明確に存在します。
しかし、ノーコードは「安さ」や「手軽さ」が強調されており、できないことをあまり知らない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、ノーコードができない4つのことや対策方法を詳しく解説します。今後、システムやアプリケーションをノーコードで開発する場合は、ぜひ本記事を参考にしてノーコードが適しているか判断してください。
ノーコードとは?
ノーコードとは、プログラミングの知識がなくてもアプリケーションやWebサイトを開発できるツールやプラットフォームを指します。
視覚的・直感的なインターフェースを利用して、ドラッグ&ドロップで要素を配置したり、テンプレートを活用したりして構築できます。これにより、非IT人材でもプロトタイプを作成でき、業務アプリケーションを迅速に開発できるのが特徴です。
後章で、さらに詳しくノーコードについて解説します。
- ノーコードが流行している理由
- ノーコードとローコードの違い
ぜひ、このまま最後までお読みください。
ノーコードが流行している理由
ノーコードが流行している理由は、手軽さと迅速な開発能力にあります。従来のプログラミング言語を学ぶことなく、直感的なアプリケーションを作成できるため、比較的容易に利用ができます。
これにより、企業は自らプロトタイプを作成でき、独自のソリューションを迅速に開発できるようになりました。
また、ノーコードツールは、多くのテンプレートやプラグインが用意されており、さまざまな業務に対応できる点も魅力の一つです。このように、ノーコードは技術的なハードルを下げていることから、多くの企業や個人に支持されています。
ノーコードとローコードの違い
ノーコードとローコードの違いは、主にコードの使用量とカスタマイズの柔軟性にあります。ノーコードは、プログラミングの知識がなくても、主にドラッグ&ドロップでアプリケーションを作成できるツールです。
一方、ローコードは、少量のプログラミングを必要としますが、ノーコードよりもカスタマイズ性が高く、より複雑な機能や特定のニーズに対応しやすいです。
どちらも開発のスピードを上げ、ビジネスの迅速な対応を可能にするため、状況に応じて使い分けることが重要です。
以下の記事ではノーコード全般の開発事例について紹介しています!ぜひ、チェックしてみてください!
→ノーコードで作られたアプリの成功事例44選【タイプ別に紹介】
【デメリット】ノーコードでできない4つのこと
次は、ノーコードでできない5つのことを詳しく解説します。
- 複雑なアプリやWebサービスの構築
- 高度な唯一無二のデザインの実装
- 応答速度が重要なシステムの開発
- SEOに強いシステムの開発
基本的に、ノーコードでは著しく複雑な開発ができないと覚えておきましょう。
しかし、「ノーコードで開発できるかできないか」を判断するのは、ノーコードに関する専門知識が必要です。そのため、一度プロに相談してみるのがよいでしょう。
1.複雑なアプリやWebサービスの構築
ノーコードツールは、複雑なアプリやWebサービスの構築において限界があります。特に、高度なカスタマイズや特定のビジネス要件に対応する場合は、ノーコードで対応でき無いことがあります。
従来のプログラミングが必要になる主な開発は、以下の通りです。
- 大量のデータを処理するシステム
- 高度なセキュリティ要件を満たすアプリケーション
- 独自の計算方法や処理方法が必要なシステム
ノーコードは、様々なアプリやシステムを開発することが可能ですが、すべての開発ニーズを満たす万能ツールではありません。
2.高度な唯一無二のデザインの実装
ノーコードツールは、便利で効率的な開発手段ですが、高度な唯一無二のデザインを実装する場合は向いていません。
ノーコードプラットフォームには、事前に用意されたテンプレートが多く含まれているため、デザインの自由度が制限されることがあります。これにより、独自性の高いデザインや要件に完全に一致するビジュアルの作成が難しくなることがあります。
また、アニメーションを用いて高度にカスタマイズしたい場合も、ノーコードでは対応できません。
そのため、独自のデザインやユーザー体験を重視するプロジェクトでは、コーディングのスキルを持つデザイナーや開発者の関与が必要となるでしょう。
なおノーコードツールとはいえコーディングをいれることは可能なため、どうしてもこのデザインにしたい!というものがある場合は、部分的にコーディングを行うことで対応可能です!
3.表示速度が重要なシステムの開発
ノーコードツールは、表示速度が重要なシステムの開発には適していないことがあります。特に高負荷のシステムや大量のデータを扱うアプリケーションでは、ユーザー体験が損なわれるリスクがあります。
しかし、遅すぎてアプリケーション自体が使い物にならないわけではありません。あくまで、「処理速度の早さが求められるシステムを開発できない」くらいの認識です。
表示速度が重要なプロジェクトでは、従来のプログラミング手法を用いて最適化されたコードを実装しましょう。
4.SEOに強いシステムの開発
ノーコードツールは便利ですが、SEO対策ができないツールもあります。そういったツールを使用する場合は、検索流入は見込めないでしょう。ノーコードプラットフォームは、汎用性の高いテンプレートやコンポーネントを提供しますが、これらは必ずしもSEOに最適化されているわけではないためです。
特に、構造化データの細かい設定やページ速度の最適化など、SEOに関する細部のカスタマイズは難しい場合があります。
SEO対策を徹底するためには、HTMLやCSS、JavaScriptのカスタマイズが必要となるため、コードベースの開発手法が推奨されます。これにより、検索エンジンに対してよりよい評価を得るための最適なサイト構造とパフォーマンスを実現可能です。
ノーコードでできないことへの4つの対策
本章ではノーコードでできないことへの5つの対策方法を解説します。
- 開発するアプリの内容・目的に合うノーコードツールを選ぶ
- 差別化ポイントを独自システムの開発以外にする
- プロトタイプ・MVP開発でノーコードを活用する
- SEO対策をWordPressで行う
- ノーコードの専門家に相談する
現在、ノーコードツールは多数存在します。自社に合うノーコードツールの選択や専門家への相談によって、問題や悩みの解決につながるかもしれません。
開発するアプリの内容・目的に合うノーコードツールを選ぶ
ノーコードでできないことへの対策の一つは、開発するアプリの内容や目的に合ったノーコードツールを選ぶことです。
ノーコードツールには、それぞれ得意分野や特徴があります。プロジェクトの具体的なニーズを明確にし、最適なツールを選定すれば、ノーコードの限界を補えるでしょう。
さらに、ツール選びの際には、カスタマイズの柔軟性や、提供されるテンプレートの質、サポート体制なども考慮してください。
システム開発以外にも差別化ポイントを用意する
ノーコードツールの制約を補うためには、差別化ポイントをシステム開発以外にも設定します。
ノーコードツールは、独自のアプリやシステムの開発も可能ですが、従来のプログラミングに比べるとやはり自由度は落ちてしまいます。
そのため、競合に勝つための差別化ポイントを考えておくのがおすすめです。
開発以外の差別化ポイントとして、マーケティングの強化が効果的です。優れたコンテンツや独自のブランド価値を提供することで、ユーザーの関心を引き付け、競合他社との差別化を図れます。
さらに、顧客の意見を積極的に取り入れて、継続的な改善を行うことも重要です。これにより、顧客満足度を高め、リピーターを増やせるでしょう。
プロトタイプ・MVP開発でノーコードを活用する
ノーコードツールの限界を補うために、プロトタイプやMVP(Minimum Viable Product)開発でノーコードを活用することが有効です。MVP開発とは、必要最低限の機能でサービスをリリースし、ユーザーの反応を伺う手法です。
プロトタイプやMVPを通じて得られたデータやユーザーの反応を基に、必要な機能や改良点を明確にし、本格的な開発に移行する際のリスクを最小限に抑えられるでしょう。
ノーコードを活用することで、柔軟かつ効率的にプロジェクトを進められ、開発プロセス全体の成功率を高められます。
SEO対策をWordPressで行う
SEO対策を実施したい場合は、WordPressなどを用いて実施するのが有効です。WordPressは、多くのSEOプラグインが利用可能であり、専門的な知識がなくても簡単にSEO設定を行えます。
これにより、検索エンジンへの評価を高め、サイトの検索順位を向上させられる可能性が高まるでしょう。
ノーコードツールとWordPressを併用することで、効率的かつ効果的なSEO対策が実現でき、サービスの認知を強化可能です。
ノーコードの専門家に相談する
プログラミング知識のない方が「ノーコードで開発できるかできないか」を判断するのはとても困難です。また、開発ができない場合でも、ノーコードの専門家に相談すれば具体的な解決策を提示してくれるかもしれません。
専門家は、さまざまなノーコードプラットフォームに精通しており、最適なツールの選定や効果的な使い方をアドバイスしてくれます。また、専門家のサポートを受けることで、最新のノーコード技術やトレンドに関する情報を得られるでしょう。
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ノーコードでできないことに関するよくある質問とは?
最後に、ノーコードでできないことに関するよくある質問を詳しく解説します。
- ノーコード開発によってプログラマー・エンジニアは不要になる?
- ノーコードのデメリットは何がある?
- 無料のおすすめノーコードツールとは?
それでは、詳しく見ていきましょう。
ノーコード開発によってプログラマー・エンジニアは不要になる?
ノーコードツールが普及しても、プログラマーやエンジニアの重要性は変わりません。
プログラマーやエンジニアは、高度な技術が開発に要求される場合に欠かせないためです。また、ノーコードツールのカスタマイズにも技術的な知識が必要であり、専門的なサポートが求められます。
ノーコードと従来のコーディングの両方を効果的に活用することで、より優れたシステム開発が可能です。
ノーコードのデメリットは何がある?
ノーコードのデメリットは、主に以下の通りです。
- 従来のプログラミングの知識は不要だが勉強は必須
- ツールの種類が多すぎて選ぶのが困難
- 日本語に対応していないツールの存在
- プラットフォームに依存している
上記デメリットから、ノーコードを適切に運用するためには勉強や専門家の協力が必要不可欠です。プラットフォームに依存しているデメリットも存在するため、ツール選択の際は代表的なものを選ぶのがよいでしょう。
無料のおすすめノーコードツールとは?
無料のノーコードツールは多く存在し、手軽に試せるのが魅力です。主におすすめのノーコードツールは、以下の通りです。
- Adalo
- Bubble
- AppSheet
- Glide
特に「Bubble」は、より高度なWebアプリケーションを作成するのに適しており、ドラッグ&ドロップでユーザーインターフェースをデザインし、複雑なデータベースやワークフローも設定可能です。
無料なのでノーコードツールに需要はあるか、自社のシステム開発に適しているかなど、さまざまなことを考えながら選定してみましょう。
ノーコードで開発できるかできないかプロへの相談が近道
本記事では、ノーコードができない5つのことや対策方法を詳しく解説しました。ノーコードでは、複雑なアプリケーションや唯一無二のデザインを実装できません。
しかし、簡易的なシステムやプロトタイプ・MVP開発での利用には適しています。どのような場合でも、一度ノーコードの専門家に相談するのがおすすめです。
専門家のサポートを受けることで、最新のノーコード技術やトレンドに関する情報を得られるかもしれません。
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